【スプリンターズS/騎手データ】波乱の様相漂う秋GI初戦 注目は“フタ桁人気で一発”が見込める「穴騎手」

3日は中山競馬場で秋のGI開幕戦・スプリンターズS(GI、芝1200m)が行われます。

創設以来中山芝1200mを舞台に行われてきた重賞で、今回はスプリンターズSの過去データを基に気になる騎手データを見ていきましょう。

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■池添謙一騎手が最多の5連対を誇る

今年のスプリンターズSに乗り鞍があり、2000年以降のスプリンターズS(2002年、2014年の新潟開催を除く)で騎乗経験があるのは次の12騎手です。


[2000年以降]スプリンターズS(2002年、2014年の新潟開催を除く)の騎手別成績

スプリンターズSは騎手ごとの巧拙の差、連対率の差が目立ち、買える騎手、買いづらい騎手がはっきりしているGIと言えます。

買える騎手の筆頭が、着順と人気のバランスに優れ、38.5%と優秀な連対率も記録できている池添謙一騎手。12騎手の中で最多となる5度の連対歴があり、中山スプリントGIならこの騎手の出番。2003年のデュランダル(5番人気)、2011年のカレンチャン(3番人気)を優勝に導き、2013年は15番人気のマヤノリュウジンを3着に激走させました。デュランダル、カレンチャンなど強い馬に跨ったこともありますが、この舞台で騎乗馬の力をしっかり引き出せていそうですね。

同騎手は今年のスプリンターズSで、癖馬のメイケイエール(牝3、栗東・武英)に騎乗予定。馬群で折り合うことができず、ここ2戦は自滅に近い形で負けている同馬ですが、池添謙一騎手がどのようなレースをさせるのか注目です。

■岩田康誠騎手、川田将雅騎手、C.ルメール騎手も優秀

また、岩田康誠騎手、川田将雅騎手、C.ルメール騎手の3騎手もスプリンターズSで優秀な成績を記録しています。

岩田康誠騎手の2勝は名馬・ロードカナロアで挙げたものですが、2017年は5番人気のレッツゴードンキで2着に好走。川田将雅騎手は8度の騎乗機会で4回も馬券絡みし、高い複勝率(50%)が魅力です。ただし、1番人気騎乗時は2018年のファインニードルこそ優勝に導きましたが、2007年のサンアディユ(2着)、2019年のダノンスマッシュ(3着)と取りこぼしたケースも見られますね。そしてC.ルメール騎手は2019年のタワーオブロンドン(2番人気)、昨年のグランアレグリア(1番人気)と2年連続で優勝中。3年連続の優勝はあるのでしょうか。

なお、岩田康誠騎手はクリノガウディー(牡5、栗東・藤沢則)、川田将雅騎騎手はダノンスマッシュ(牡6、栗東・安田隆)、C.ルメール騎手はレシステンシア(牝4、栗東・松下)とそれぞれ上位人気馬に騎乗予定。

過去3鞍以上の騎乗経験がある騎手の中では4騎手のデータが明らかに優れていることから、池添謙一騎手も含めた4騎手のボックスで勝負するのが良さそうですね。

■穴なら和田竜二騎手

一方、連対経験は1度のみですが、この舞台で騎乗馬を激走させる傾向にあるのが和田竜二騎手です。2004年のタマモホットプレイ(14番人気8着)、2005年のタマモホットプレイ(14番人気6着)、2016年のサトノルパン(14番人気7着)、2018年のラブカンプー(11番人気2着)と4回の騎乗全てで人気以上の着順を確保できているのが何よりも魅力。

同騎手は今年のスプリンターズSでフタ桁人気が予想されるミッキーブリランテ(牡5、栗東・矢作)に騎乗予定。今年1月のニューイヤーSは14番人気で勝利、続く阪急杯でも10番人気ながら2着に好走とここまで人気薄での一発が目立つミッキーブリランテ。この騎手が跨る以上、GIでも激走があるかもしれません。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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