【MLB】大谷翔平、契約延長は“不透明”と米紙が懸念するワケ トラウト級の長期契約締結はあるのか

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

シアトルでの今季最終戦に臨んだロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は「1番DH」で出場。第1打席に11試合ぶりの46号ソロアーチを放ち、100打点に到達した。本塁打王争いではトップのサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)とブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に2本届かず、3位に終わったが、メジャー史上初となる「クインタプル100」(投球回、奪三振、安打、得点、打点で100超え)を達成し、“有終の美”を飾った。

また、会見では「契約延長の話があった場合、オープンな気持ちで話し合う」と答え、今オフの交渉に前向きな姿勢を示した。

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■マドン監督「信じられない1年」

大谷はメジャー4年目の今季、打者として打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁を記録。投手としては9勝2敗、防御率3.18の成績を残した。シーズンを通して大車輪の活躍を見せ、この日も先頭打者アーチを放った大谷について、マドン監督は「なんとも美しかった。とてつもない、信じられないような1年だった。これを繰り返すことができるのはショウヘイ以外にいないだろう」と、MLB公式サイトなどを通じて称賛した。

また、米メディアの多くは去就に着目。MLB公式サイトは「オオタニはエンゼルスとの契約延長に前向き」という見出しで記事を掲載。エンゼルスは2019年、現在の大谷と同様、FA取得まで残り2年という段階で主砲マイク・トラウトと交渉し、2030年までの契約延長で合意したと振り返り、チームは大谷に対しても今冬に契約延長を打診するだろうと指摘。大谷の「チームは4年間ずっと僕をサポートしてくれて本当に感謝している。(契約延長の話があった場合)オープンな気持ちで話し合いに応じる」というコメントを紹介し、契約延長に関して楽観視しているようだった。

■前例のない「二刀流」への評価

一方、米地元紙「オレンジ・カウンティ―・レジスター」は契約延長に関して“不透明”という立場。大谷が新契約に前向きな発言をしたことを伝えつつも、チームサイドとしては今季のような活躍を続けられるかどうか見極める必要があると強調。今季見せたパフォーマンスを継続できれば、メジャーでも最高の契約を勝ち取ることができると記したが、「(二刀流をまっとうしたのが)初めてのことだったので、自信を持ってこれから何年も続けられるとは言えません」という大谷自身のコメントを引き合いに、メジャー移籍以来、健康を保ったままシーズンを戦い切るのに4年かかったという現実を踏まえ、評価が難しいとした。そのほかの米メディアでも「二刀流という前例がないだけに、提示額の基準が見当たらず、エンゼルスも迷うだろう」という論調が目立った。

マドン監督は来季以降も二刀流続行に自信を見せており、大谷も今季の再現に向けて「オフに良いトレーニングと良いリカバリーをしたい」と意欲を見せているが、チームは妥当な金額を提示した上で、大谷の求める「勝てるチーム」へ生まれ変わることができるのか……。交渉の行方が注目される。

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文・SPREAD編集部


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