【ピックアップ2歳馬】“白い怪物ラニ”の産駒にダート界の大物現る 8馬身差圧勝のリメイクに「星5」の最高評価

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。

今回は先週の2歳戦(芝、ダート)の結果を踏まえ、東西の注目すべき全5頭をピックアップして分析する。

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■昨年はサトノレイナスがサフラン賞からクラッシックへ、今年は

ウォーターナビレラ

★★★★★
牝 (栗)武幸四郎
父:シルバーステート 母:シャイニングサヤカ
短評:10月3日サフラン賞(芝1600m)に出走。好スタートから逃げるウインピクシスを2番手で追走しながら競馬を進めた。最後の急坂でも脚色は全く衰えず、上がり最速タイとなる33秒6の末脚でウインピクシスを1馬身差差し切った。鞍上の意のままに競馬を進められるあたりに競馬への高い理解度やセンスが見受けられ、初戦の札幌からの臨戦でプラス6キロの馬体重で出走できることからも成長力、精神力が2歳馬離れしているといえよう。昨年はサトノレイナスがここから阪神JFに向かい2着に好走したが今年もレベルが高かっただけに注目したいところ。

シゲルイワイザケ

★★★★★
牝 (栗) 渡辺薫彦
父:エピファネイア 母:ボンジュールココロ
短評:10月3日サフラン賞(芝1600m)に出走。「2歳番付・西の牝馬編」の記事で注目の一頭として取り上げていたが、ハイレベルな一戦ということもあり3着に敗れたものの、やはり非凡な競馬センスを2戦目でも魅せた。好スタートから道中は枠なりにインで先行する競馬だったが、最後の直線で前が開かず、2~3回詰まって進路を探すも前が開いた時には時すでに遅し。3着までが精一杯だった。仮に勝ち馬のウォーターナビレラと併せたとしてもシゲルイワイザケの脚色が優勢だったため詰まらなければ勝利していたはずだ。次戦勝ち上がりは時間の問題で、桜花賞で最も注目したい一頭だ。

リメイク

★★★★★
牡 (栗)新谷功一
父:ラニ 母:サリエル
短評:10月2日メイクデビュー中京(ダ1400m)に出走。好スタートから2番手で追走し道中は素直に折り合っていた。直線に入ると持ったままで先頭に立ち、鞍上が追わなくてもグングン脚を伸ばして最後は2着馬に8馬身差の圧勝となった。競走馬時代は凶暴な性格だった父ラニの産駒だったが競馬そのものは非常に優秀で、それに加えて脚の爆発力は父譲りなものがある。距離延長は歓迎のクチで将来的にはダート界の大物になりそうな予感。次走も注目したい一頭だ。

レヴァンジル

★★★★☆
牡 (美)堀宣行
父:ドゥラメンテ 母:トゥリフォー
短評:10月2日中山2歳未勝利(芝2000m)に出走。伸び上がるスタートだったものの、二の足ですぐに先団に取り付き逃げ馬を見る形で競馬を進めた。3コーナー付近で鞍上のルメールが促しながら進み、最後の直線では素質馬のサンストックトンと併せて坂を駆け上がり、上がり最速となる34秒4の末脚で勝利した。時計が掛かる中山で2分00秒6のタイムは非常に優秀で素質馬が集まる一戦だっただけにこの勝利は大きな価値になりそうで、血統的にも2400mは対応可能。ダービーまで駒を進められるか、次戦も注目したい。

ドーブネ

★★★☆☆
牡 (栗)武幸四郎
父:ディープインパクト 母:プレミアステップス
短評:10月2日ききょうS、2歳オープン(芝1400m)に出走。初戦は大外を回る大味な競馬で快勝したが、2戦目は一転して逃げの競馬で勝利した。行きたがる一面が見られる前向きな気性なため、恐らく不本意な逃げとなってしまっただろうが、直線の伸び脚は良血らしく優秀で下した相手も決して弱くは無いはずだ。GIや重賞でも注目したいが、逃げの戦法が裏目に出てしまう可能性もあり、路線選択にも注意したいところだろう。

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文・SPREAD編集部


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