【毎日王冠/追い切りジャッジ】前走惜敗の有力馬に「A」の高評価 夏を越して全体的な底上げで本格化へ

■ポタジェ

【中間調整】重賞初挑戦だった金鯱賞で0秒1差の3着と好走。続く前走・新潟記念は1番人気に応えられず2着に終わったが、平坦新潟での切れ味勝負で若干だけ見劣ってのクビ差惜敗だった。勝ち馬が1キロ軽いハンデだったことを考えれば、勝ちに等しい内容だったと言っていいだろう。その後は秋の天皇賞を目標にいったん休養。始動戦の毎日王冠に向け、9月6日に栗東へ戻っている。8日の初時計で坂路ラスト2F13秒9-13秒4(馬なり)と軽快な伸びを見せ、夏の間の成長をアピール。以降ウッドと坂路を併用し、しっかり負荷の掛かった調整をこなしている。2週前にCW5F64秒5と自己ベストの数字を馬なりでマーク、1週前追いとなる30日のCW併せ馬には吉田隼騎手が騎乗し、終い重点の仕掛けで京都大賞典出走を控える僚馬ヒートオンザビートを抜き去った。

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【最終追い切り】2週前、1週前の攻めで気持ちや心肺能力はほぼ仕上がっており、輸送を控えるレース当週は脚慣らし程度の坂路単走。緩いペースでも気難しさを出さず、鞍上としっかり呼吸を合わせて素軽い動きを見せた。

【見解】以前は心身ともにひ弱さがあり、稽古ではそこまで動かなかった馬。それでも今年春あたりから逞しさが一気に向上し、新潟大賞典に向けての調整では、その後天皇賞・春を制するワールドプレミアと互角の追い比べがこなせたほど。さらに夏を越してグンとパワーアップしたようで、ここまでの調整では以前より楽にいい時計が出せるようになっている。全体的な底上げ、本格化は著しい。気持ちで走るタイプなので間隔が開いても問題ないし、好態勢で臨めそう。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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