【サッカー】森保監督の進退がかかる豪州戦 得点力不足解消へ前線の奮起が不可欠 W杯最終予選

森保監督 (C)Getty Images

サッカー日本代表は12日、カタールW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に挑む。日本はここまで1勝2敗となっており、7大会連続のW杯出場が危ぶまれる状況だ。

相手はグループBでトップに立つ強豪だが、負ければ森保一監督の解任論が吹き出すこと必至の大一番。停滞感を吹き飛ばし、勢いを取り戻すことができるか。運命の1戦は、埼玉スタジアムで午後7時10分キックオフとなっている。

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■最終予選3試合でわずか1点

今回の最終予選、オマーンに0-1で敗れて黒星発進となった日本は、中国との2戦目で1-0の勝利を挙げ、調子を取り戻したかに見えた。しかし、現地7日のサウジアラビア戦を再び0-1で落とし、すでに2敗となった。

日本はアジア最終予選で3敗したケースで、W杯本大会へ進出したことがない。2018年ロシアW杯最終予選の時に2敗しているが、そのうちの1敗は本大会出場を決めた後の“消化試合”で喫したもので、これだけ早い段階での2敗は初めての経験だ。

日本はすでに徳俵に足がかかっている状態であり、豪州戦は言うまでもなく勝利が必須。勝ち点3が求められる以上、必要なのはゴールということになるが、日本はここまで最終予選3戦でわずか1点にとどまっている。

MF伊東純也ヘンク)はJFA公式サイトを通じて、「(無得点に終わったサウジ戦は)チャンスは相手にもありましたが、こちらも結構あって、チャンスの数ではあまり変わっていなかったので、そこで点を獲るところが大事だと改めて感じました」と話し、ここぞという場面で決め切る力が必要と指摘。

サウジ戦ではFW大迫勇也ヴィッセル神戸)やMF南野拓実リバプール)に決定機が訪れたが、相手GKの好守もありゴールは生まれなかった。

■古橋の起用方法に一考必要

ボールを保持し、相手を崩したとしてもゴールが生まれない状況のなか、森保監督はどのような手を打つのか。シンプルに言えば、選手を代えるか、戦術を変えるかしかないが、数日で基本戦術を練り直すことは困難。戦術面は若干の修正にとどめ、選手の入れ替えを実施することで攻撃の活性化を促していくはず。

そこで、得点力不足解消のキーマンとなりそうなのが、スコットランドの名門・セルティックで結果を出しているFW古橋亨梧だろう。森保監督は神戸やセルティックでゴールを量産してきたストライカーをトップの位置ではなく、サイドで起用しているが、これには異論噴出。

セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督も古橋をサイドで起用したことがあったが、試合後に「キョウゴを中央の位置で起用すべきだった」というコメントを残し、サイドでプレーさせた自身の采配を誤りと認めていたほど。「古橋はあくまでゴールハンターに徹するべきだ」というのが大方の意見だ。

サウジ戦でサイドを務めた南野も輝いたとは言えず、よりゴールに近い位置でプレーさせるべき一人だろう。これまで大黒柱として活躍してきた大迫がやや精彩を欠くなか、トップやトップ下、サイドの布陣をどのようにするのか。

また、サウジ戦で致命的なミスを犯し、“戦犯”となってしまったMF柴崎岳レガネス)の起用についても一考が必要であり、ダブルボランチの組み合わせも変更があるかもしれない。低迷打破をかけた森保監督の決断に注目が集まる。

■難敵・豪州は日本代表を熟知

いずれにせよ日本のファンとしては、MF浅野琢磨ボーフム)の「日本代表として持っているものを全力で出し切る、100%でプレーすることができれば、どんな相手にでも結果をつかめると思っています」(JFA公式サイトから)という言葉を信じるしかない。

一方、相手の豪州はグラハム・アーノルド監督がかつてサンフレッチェ広島でプレーし、森保監督とはチームメートだったという間柄。

FWアダム・タガートセレッソ大阪、FWミチェル・デュークファジアーノ岡山に所属するなど日本と関係の深いメンバーが多いのも特徴。当然、日本代表のことも熟知しており、情報戦でも抜かりはないだろう。

森保ジャパンが意地を見せるか、2次予選から11連勝中の豪州が勢いを維持するか。激しいバトルが展開されそうだ。

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文・SPREAD編集部


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