【Tリーグ】卓球男子首位・木下マイスター東京が開幕7連勝中、21-22シーズンを展望

卓球フリー画像
(C)pixabay

東京五輪で、史上初めての金メダルを獲得するなど、目覚ましい活躍を見せた日本卓球界は、大会終了から約1か月後の9月9日に4シーズン目となるノジマTリーグ2021-2022シーズンの開幕を迎えた。

今シーズンから、九州アスティーダが新規参入となり、男子4チーム、女子5チームとなり、レギュラーシーズン92試合。男子はプレーオフファイナル、女子はプレーオフセミファイナルとファイナルが実施され、優勝チームが決定する。

10日の試合終了時点で、男女22試合が終了。現時点での男子の順位と各チームの状況を振り返る。

◆木下、連勝で倉嶋監督就任に花添える 及川が9勝0敗、大島が8勝2敗と好調維持

1位:木下マイスター東京(7勝0敗、勝点22)

昨シーズンシングルス最多勝16勝3敗の張本智和は、未だ契約発表されず、東京五輪混合ダブルス金メダルの水谷隼は、ダブルスで1試合出場したのみと、いままでチームを支えてきた二人が不在ながらも、接戦をことごとく制し開幕7連勝。

現在のチームを支えているのは、シングルス9勝0敗、全日本チャンピオンの及川瑞基。そして、シングルスとダブルスで、8勝2敗の大島祐哉の2人。さらに、将来日本のエースへと活躍が期待される中学2年生の松島輝空が、シングルス1勝1敗、ダブルスで4勝1敗と、既にチームの戦力として活躍している。

開幕から渡邊隆司コーチが監督代行として、チームを指揮していたが、10月より前全日本代表監督の倉嶋洋介氏が監督に就任。初采配となったホーム戦2試合をきっちり勝利に導いている現時点では隙が見当たらない木下マイスター東京。連勝記録がどこまで伸びるか注目である。

2位:T.T彩たま(2勝2敗、勝点8)

昨シーズン悪夢の13連敗を喫し、最下位に沈んだT.T彩たまは今シーズンから、東京五輪メダリストの丹羽孝希岡山リベッツでキャプテンを務めていた上田仁を獲得。埼玉の練習場でしっかりとチーム全体で練習を行い臨んだ。

丹羽は、シングルスとダブルスで3勝3敗。東京五輪後の為、まだ本調子でなくこれからギアを上げていきたいところか。好材料としては、ベテランの松平健太がシングルス4勝0敗と素晴らしいプレーを見せている。

松平好調をキープし、昨シーズンブレイクした英田理志がジョーカー的な役割を果たし、セカンドシーズン最多勝の神巧也の復帰。そこに丹羽がエースとして活躍できると、一気に勝ち星を伸ばしてくる可能性はある。これから各選手の状態とチームの勢いをどこまで上げることが出来るか。

3位:岡山リベッツ(1勝5敗、勝点3)

初戦に勝利するも、現在5連敗中。エースの森薗政崇がシングルスダブルス全試合に出場し6勝6敗とチームを引っ張るも、森薗以外では、吉村和弘がシングルスで1勝したのみとかなり厳しい状況。

勝利するには、森薗の2点と毎試合でヒーローの出現が必要。

新戦力である、現在0勝5敗の龍崎東寅は、まずは初勝利を掴みたい。吉山僚一谷垣佑真の愛工大名電高校コンビは急激な成長に期待。吉村と田添響には持ち前の爆発力の発揮。町飛鳥は、森薗とのダブルスで確実な勝利。

全選手がベストプレーを続けない限り、このまま連敗が続く可能性がある。白神宏佑監督が、この厳しい状況をどのように打破するか注目したい。

4位:琉球アスティーダ(0勝3敗、勝点2)

昨シーズン9連勝を記録するなど、破竹の勢いで初優勝した琉球アスティーダが、現在最下位。昨シーズンMVPでキャプテンの吉村真晴が8月に新型コロナウイルスに感染し調整が遅れ、主力の宇田幸矢は開幕戦には出場したが、もう一人のエース戸上隼輔がアジア選手等で、未だ出場出来ておらず。10月は残り5試合、厳しい台所事情での戦いが続く。

しかし、琉球アスティーダは、高校大学の先輩後輩が多くチームワークは抜群に良い。選手のプレースタイル的にも攻撃力が高くサプライズを起こす可能性が高い選手が多い。キャプテンの吉村も10日に初勝利を上げ、コンディションが戻りつつある。吉村真晴という選手は、何かを期待したくなる持っている選手である。この厳しい状況を彼が中心にどこまで乗り越えられるか。

昨シーズン王者は、シーズン序盤から踏ん張り所を迎えている。

◆橋本帆乃香、石川佳純下す活躍 九州アスティーダが今季2勝目

◆卓球・水谷が引退の意向表明「完全に卓球から離れると思う」張本説得も決意揺るがず

◆伊藤美誠が今大会を振り返る「五輪の舞台で中国選手に勝てたということは本当に自信になる」

著者プロフィール

照井雄太(てるい・ゆうた)

1986年神奈川県生まれ。卓球「Tリーグ」で働く、卓球大好きマニア。学生時代は滝川第二高校、筑波大学にて、全国大会での活躍を目指し、卓球漬けの毎日を送る。一般企業に就職も、卓球の仕事がしたいと思い会社を辞め、今に至る。現在も社会人チームの美しが丘クラブに所属し、 試合後の反省会をするのが大好きな34歳。

▼照井雄太卓球チャンネル


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします