【天皇賞・秋/穴馬アナライズ-後編】3強崩しの“惑星”は単勝万馬券 強調できる「買い」材料

前編」ではコントレイルグランアレグリアエフフォーリアの「3強」を考察し、うち2頭の不安材料を展開したが、ここでは「3強崩し」を狙える穴馬3頭を紹介する。

◆【天皇賞秋2021予想/穴馬アナライズ-前編】エフフォーリアは「△」評価 “3強”のうち2頭に不安要素

【天皇賞・秋/穴馬アナライズ-前編】エフフォーリアは「△」評価 “3強”のうち2頭に不安要素

■ポタジェ

「3強」の一角が崩れた際、まず台頭してきそうなのがポタジェだ。重賞4勝、GIでも2着のあったルージュバックの半弟で、デビュー当時から注目を集めていたポタジェは、いわゆる“相手なり”のタイプで11戦してここまで複勝率100%を誇る。

使われながらも着実に右肩上がりの成長曲線を描いており、3度目の重賞挑戦となった前走の毎日王冠では、GIホースであるシュネルマイスター、ダノンキングリーに次ぐ僅差の3着。重賞未勝利の身でありながらも、国内トップクラスと遜色のない走りを見せていることが、目下の充実ぶりを示している。

すんなり好位を取れる器用さがウリで、1枠1番に入ったコントレイルをマークできそうな4枠もいい。これまで5戦5勝と人馬の息ぴったりの川田騎手への手替わりもプラスで、うまく流れに乗って圏内になだれ込みたいところだ。

■モズベッロ

今春の大阪杯では、コントレイルとグランアレグリアに先着を果たし、波乱を呼んだモズベッロ。それを考えれば近2走の成績には不満を覚えるが、2走前の宝塚記念は終始外々を回らされた距離ロスによるもの、前走の京都大賞典は本調子になかったものと、情状酌量の余地はある。

この中間は実戦さながらの稽古を消化し、27日の最終追い切りでは主戦の池添騎手を背に僚馬と併せ馬を敢行。最後は力強い伸び脚を見せ、楽々と先着でフィニッシュした。これで闘志に着火完了、力を出せる状態にある。

前述の大阪杯は重馬場だったこともあり、道悪適性の差による好走と思われているが、瞬発力も持ち合わせているので本来は綺麗な馬場でも力を出せるクチ。春の実績を踏まえれば今の人気は明らかに過小評価で、押さえに回すべき1頭だ。

◆【天皇賞秋2021予想/穴馬アナライズ-前編】エフフォーリアは「△」評価 “3強”のうち2頭に不安要素

【天皇賞・秋/穴馬アナライズ-前編】エフフォーリアは「△」評価 “3強”のうち2頭に不安要素

■カイザーミノル

最後に天皇賞・秋と相性のいいキングマンボ系のロードカナロア産駒・カイザーミノルを取り上げる。気性の問題から出世が遅れたものの、今年から装着したブリンカーによってレースぶりが安定。マイラーズC、京王杯スプリングCで3着と、重賞で連続好走をしている。

前走の毎日王冠は、久々となる1800m戦で懐疑的な向きもあったが、戦前の下馬評を覆し12番人気5着に善戦。鞍上がなだめながら進めたこともあり3番手からでもうまく流れに乗っており、満を持して追い出された直線でもしっかり伸びていた。

未体験となる1ハロンの延長は課題だが、スピードがモノをいう舞台。鞍上の進言もあり毎日王冠→天皇賞・秋へ駒を進めてきたこともあり、ここは“秘策”に出る可能性を秘めている。「3強」に一泡吹かせるとすれば“前”だろう。ポタジェを評価するならば前走0秒1差の同馬にも印を回すべきで、単勝万馬券でも「買い」材料は揃っている。

◆【天皇賞秋2021予想/穴馬アナライズ-前編】エフフォーリアは「△」評価 “3強”のうち2頭に不安要素

【天皇賞・秋/穴馬アナライズ-前編】エフフォーリアは「△」評価 “3強”のうち2頭に不安要素

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▼追い切り予想
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◆【A評価】グランアレグリアを上回る高評価 「悔しさを晴らす意思が見て取れる」

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▼その他データ傾向
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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。


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