すっかり秋の季節となり、プロ野球も終盤戦へと突入した。
セ・リーグは広島が独走。パ・リーグは序盤から首位に君臨した西武に対し、ソフトバンク、日本ハムが猛追する構図だ。パ・リーグの混戦ぶりに最後まで目が離せない。
そんな中、不思議な成績を残す選手が登場している。西武の多和田真三郎選手だ。
パ・リーグ最多勝投手争いの行方
個人タイトルに目を向けてみると、9月18日現在で西武の多和田選手が14勝(5敗)、ロッテのボルシンガー選手が13勝(2敗)と最多勝投手争いも白熱している。
一方で、2人の防御率を見てみると、多和田選手が4.14、ボルシンガー選手が3.06(規定投球回外)という成績だ。9回あたりの失点数は、多和田選手が1点以上が多いという計算になる。
9回あたりに4点以上失点する計算でもここまで14勝をあげる多和田選手に対して、ツイッターでは「勝ち運がすごい」と話題だ。
多和田の勝ち運すげーな
— 佑太P@渋谷凛、四条貴音担当 (@YUUTAP_RIN) 2018年9月4日
多和田は勝ち運あるな。
— ケイ (@leo_tokorozawa) 2018年9月4日
そうか多和田の白星は岸のキャリアハイを超えたのか……勝ち運(^ω^)
— 胴上げ待機の野洲????9/19,29MLD (@yasu_leone) 2018年9月11日
データでも多和田選手の“勝ち運”ぶりを証明
先発投手の出来を見る指標としてQS(クオリティースタート)というものがある。
QSの成立条件は「先発投手が6回以上を投げた上で、自責点が3以内」だ。QS率が高いほど安定感のある投手と言われる。
セ・リーグの最多勝投手争いの首位を走る大瀬良選手は、今シーズン12球団最多となる18度のQSをマークし15勝を挙げている。
対して、多和田選手は今シーズン11度のQSをマークし14勝。QS数を勝ち星が上回る状況は、よほどの援護がないと起こりえない”珍事”だ。まさに、多和田選手がまさに勝ち運のある投手であることが証明されている。
入団3年目にしてチームを勝たせられる投手に成長した多和田選手の活躍に今後も要注目だ。
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