9月14日に行われた横浜DeNA対巨人戦で、野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』とコラボした放送がAbemaTVで実現した。
試合中の選手名表記がパワプロ仕様になるほか、試合展開に合わせてストライクやボール、ホームランなどの文字が画面に表示された。
『実況パワフルプロ野球』は、1994年に第1作が発売されてから現在までシリーズが続いている人気ゲーム。プロ野球選手にもファンが多いことで知られる。
国民的野球ゲームの見慣れた画面に、視聴者の反応は「Abema TVのパワプロ中継めっちゃいいな」「Abemaのパワプロ風実況凝ってて面白いな」「ずっとこれでやってほしい」など好意的なものが多く、継続開催を希望する声もあがっていた。
Abemaのパワプロ風野球中継めっちゃ面白いwwwww pic.twitter.com/ABZQxKYIi4
— いおん Op.マタン (@matin_zekt_dqx) 2018年9月14日
Abema TVのパワプロ中継めっちゃいいな
— まつりん◢͟│⁴⁶ (@ma2r1n) 2018年9月14日
Abemaのパワプロ風実況凝ってて面白いな
— 家では禁酒bot (@Ki_Chari) 2018年9月14日
パワプロの能力査定は現役選手も気にしている
この日の放送で解説を担当したのは横浜DeNAのOB多村仁志さん。多村さんもパワプロの大ファンということで、試合中にはパワプロにちなんだトークも多く、視聴者からは「多村さんパワプロ詳しいですね」「パワプロ愛を感じる」とゲーム知識に驚くコメントもあった。
パワプロでは前年の成績を基に選手の能力値を決めているが、チームメイトと対戦するときなど「選手たちも自分の査定を気にしている」と多村さん。
現役時代の能力値が画面に表示されると、「パワー152ですか(最高は255)、もう少し上げたかったですね」とAランク評価にも満足していない様子で、チャンスに弱いがついていることには、「けっこう打ってたはずなんですけどね。ケガしにくさが低いのは納得です」とコメント。
侍ジャパンのクリーンナップとして、2006年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではチーム最多の3本塁打、9打点で日本の優勝に貢献した多村さんだが、一方でケガに悩まされたことでも有名で毎シーズンのように離脱期間があった。そうした部分も反映された査定を懐かしそうに見ていた。
現実の野球とパワプロのコラボは史上初の試みだったが、野球中継の可能性を広げる意味でも面白い取り組みになった。
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