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衝撃的だった『筋肉番付』での活躍…西武・松井稼頭央が引退

衝撃的だった『筋肉番付』での活躍…西武・松井稼頭央が引退
(c)Getty Images

西武ライオンズは、今季限りで松井稼頭央選手が引退すると発表した。引退会見は9月27日に行われる。

日本プロ野球初のスイッチヒッターによるトリプルスリー達成、日本人内野手初のメジャーリーガーなど、輝かしい足跡を残してきた松井選手の引退にファンからも多くのコメントが寄せられている。

高い身体能力を見せつけた『筋肉番付』での大活躍

松井選手は1993年にドラフト3位で西武に入団。高い身体能力を活かし、走攻守3拍子そろった選手として内野の要であるショートのレギュラーを掴んだ。

1997年から99年まで3年連続で盗塁王を獲得した俊足は、テレビ番組『筋肉番付』への出演で野球ファン以外にも知られることになる。

初出場した1997年の「スポーツマンNo.1決定戦」では、並み居る強豪を短距離走で圧倒。球界屈指の俊足と謳われた飯田哲也さんとの対決は、お互い走るたびに相手の記録を更新し合う名勝負になった。

当時はパシフィック・リーグのメディア露出が少なかったが、全国ネット番組で活躍したことにより、端正なルックスもあって注目度が一気に上昇。

引退の報に触れた野球ファンからも、若手時代の『筋肉番付』が衝撃的だったという声があがっている。

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2000安打達成の福浦和也に花束贈呈…最終戦でのお返しをファンは期待

昨季限りで楽天を退団した松井選手は、今季からテクニカルコーチ兼任で15年ぶりに西武へ復帰した。

楽天では末期に内野を外れ外野手登録されたが、今季は春季キャンプで三塁の特守を敢行するなど意欲を見せ、見事に開幕一軍入りを勝ち取っている。

だが、成績は出場23試合で打率.129、打点2と低迷。15日に出場選手登録を抹消されてからは精神的な柱として一軍に帯同し、若返りが進むチームと一緒に練習を行ってきた。

22日に行われたロッテ戦では、ロッテの福浦和也選手が通算2000安打を達成した際、同い年の松井選手がベンチから花束を持って歩み寄る光景がファンを感動させた。

その光景に「一区切り」を感じた人もいたようだ。

西武とロッテは10月4日にZOZOマリンスタジアムでの対戦を残している。今度は福浦選手から松井選手に花束を渡して欲しいと期待する声もあるが、果たしてファンの願いは実現するだろうか。

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