テニスの中国オープンの女子シングルス準々決勝が、10月5日、北京で行われた。世界ランキング6位の大坂なおみ(日清食品)が同45位、地元中国の張帥に3-6、6-4、7-5でフルセット逆転勝ちし準決勝に進出した。
完全アウェーの雰囲気の中、大阪選手は序盤にミスを連発し3ゲーム連続で落としてしまう。なかなかペースをつかむことができず、泣き出したりラケットを投げつけてしまうシーンも。
それでも終盤には驚異の粘りを見せ、第3セットも3-5の崖っぷちから4ゲーム連取で2時間33分の死闘を制した。
Quarters 👍 pic.twitter.com/6XjlXla1Gy
— NaomiOsaka大坂なおみ (@Naomi_Osaka_) 2018年10月4日
殻を破った!
「泣き出すと投げやりなテニスになって自滅してしまう、お決まりのコースか?」と試合中にSNS上で揶揄するユーザーもいたが、見事メンタルの弱さを克服し、自らの殻を破ってみせた。
試合後、プライベートでも親交のある張帥選手とネット際で抱擁を交わし、健闘を称え合った大阪。「彼女(張帥選手)はとても素晴らしい選手で、彼女を前にして戦うのは本当にハードだった」と語っている。
(Getty Images)
2004年以来日本人選手としては初めて中国オープンで準決勝まで進出した大坂選手。これからも歴史を塗り替え続けていくだろう。
It’s a great comeback win for @Naomi_Osaka_ !
Beats Zhang in three topsy-turvy sets, 3-6, 6-4, 7-5!#ChinaOpen#大坂なおみ pic.twitter.com/Q7PycYbFdO
— WTA (@WTA) 2018年10月5日
Superb backhand by @Naomi_Osaka_ to end the rally! #ChinaOpen#大坂なおみ pic.twitter.com/kiEC5DwawJ
— WTA (@WTA) 2018年10月5日
The @usopen champion levels up against Zhang!@Naomi_Osaka_ takes the second set 6-4!#ChinaOpen#大坂なおみ pic.twitter.com/hPmG3pTP7h
— WTA (@WTA) 2018年10月5日
「精神力がどえげつない」
この勝利について、SNSでは「中国の大会で中国人選手にセットカウント0-1から逆転で2-1で勝つって、全米でセリーナに勝ったのもせやけど精神力がどえげつない」といった数々の賞賛の声があふれた。
なおみちゃん 苦しい試合辛抱してよく勝った👏👏
— ちょろ🌰🍠🎑 (@kikata195) 2018年10月5日
なおみちゃん、沢山エラーして、泣いて、メンタルボロボロだったのに、、あの状況でよく勝ったなぁ。
サーシャがコーチで本当に良かった。
なおみちゃん、おめでとう!!!!!— ぽの( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (@ku1511) 2018年10月5日
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