【共同通信杯/血統傾向】混戦のクラシック登竜門 格上挑戦に強い“血”を持つ「非重賞組」の伏兵に注目

13日に東京競馬場で行われる共同通信杯(GIII、芝1800m)の「血統傾向」を分析する。

朝日杯フューチュリティS組からは3着のダノンスコーピオンと5着のジオグリフ、東スポ杯2歳S組からは2着に好走したカレンブラックヒル産駒のアサヒ、ハイレベルの一戦だったホープフルS組からは7着のアケルナルスターが登録するなど、クラシックに向けた各路線の力関係を占う意味でも重要な一戦となる。

ここでは、血統データから読みとく共同通信杯の推奨馬を紹介する。

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■持続力に富んだトニービンの血を持つハーツクライ

データは2017年以降の共同通信杯を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

ディープインパクト産駒は【1-1-3-3】(勝率12.5%、連対率25.0%、複勝率62.5%/単回収値52)と、まずまずの成績を残している。連対した2頭の母系を見てみると、2019年1着のダノンキングリー(母父Storm Cat)、2018年2着のサトノソルタス(母父Petionville)のように母父に米国のダート血統を持っているという共通点があった。

この理由として、東京芝1800mのコースが引き込み線からスタートするが、緩やかなカーブであり実質ワンターンの様なレイアウトで、ディープインパクト譲りの瞬発力と母父の米国ダート血統から受け継いだスピードの持続力を生かしやすいことが挙げられる。

今年出走予定のディープインパクト系は5頭いるが、なかでもフジマサフリーダム(母父Elusive Quality)とジュンブロッサム(母父クロフネ)の2頭は、母父が米国ダート血統であり、血統構成からこの舞台なら“買い”としたい。

また、東京芝1800mはスピードの持続力を活かせるコースであるため、トニービンの血を持ったハーツクライ産駒とオウケンブルースリ産駒が好走している。今年出走予定の該当馬は、ハーツクライ産駒のダノンベルーガ、ドゥラメンテ産駒のメイショウラナキラの2頭。

なかでも注目は、ダノンベルーガ

ハーツクライ産駒の牡馬が、上がり最速で新馬戦を勝利かつ次走で芝OP以上に出走してきた場合、【6-0-0-6】(勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%/単回収値152)と抜群の勝率を誇っている。このことは、かつて有馬記念でディープインパクトを下したハーツクライ自身の勝負根性が産駒にも継承されたという、まさに「血統のロマン」を感じさせられる。

先週、本命に推したイルーシヴパンサーが東京新聞杯を勝利した様に、今の東京の馬場はハーツクライに適した馬場となっていることに加え、母父に米国ダート血統のTizwayを内包している血統なだけに、前述のスピードの持続力を有している点も後押しとなる。非重賞組ということもあり、そこまで人気を背負わずレースを迎えられそうなだけにダノンベルーガを本命視したい。

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文・中井達也(SPREAD編集部)


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