【MLB】「速球へのチャレンジと調整が必要」鈴木誠也の課題を米紙指摘

(c)Getty Images

5年8500万ドル(約101億円)でシカゴ・カブスへ入団した鈴木誠也外野手。キャンプ合流3日目となる20日(日本時間21日)はフリー打撃、ライブBPなどに取り組んだ。

フリー打撃では130メートル級のアーチを放ったものの、ライブBPでは3打数無安打に終わった。地元紙は鈴木の課題として、メジャーの投手陣が投げ込む速球への対応を挙げた。

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■球団幹部「慣れれば開花する」

ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智外野手が、タンパベイ・レイズやロサンゼルス・ドジャース時代に苦しんだのが、メジャーの投手が投じる速球。日本より平均で10キロほど上回るとされるストレートに対応できず、打撃不振に陥った。パイレーツに移籍した昨年8月以降は、43試合で打率.268、8本塁打、25打点と結果を出したが、そこに至るにはマイナー落ちも経験するなどアジャストするのに時間を要した。

米地元紙「シカゴ・トリビューン」が、鈴木の打撃に対して懸念を示す点もここにある。鈴木の打撃練習を見た同紙は「練習を終える頃には、少なくとも10本のボールがフェンスを越えていた。打撃練習というシンプルなものであっても、その才能、スムーズなスイング、パワーは明らかである」と称賛。

一方でカブスのジェド・ホイヤー編成部長の「明らかに(日本より)メジャーの投手の方が球速は出るし、変化球もシャープ。ストライクゾーンも違う。対処するのが、我々の想像を超えて難しい面があるかもしれない」というコメントも紹介。同氏はロックアウトの影響で開幕までの調整期間が短くなったことを危惧し、「我々は我慢しなければならない」としたが、「やがてそれも過ぎ去り、メジャーの投球やプレーに慣れれば、本当に開花すると信じている」と期待を寄せた。記事は「カブスはスズキがフィールド上の逆境に対処することを期待している。投手陣の球速アップは、スズキにとってチャレンジであり、調整が必要だ」とした。

長いロックアウトが明け、本格的な打撃練習に取り組んでからまだ3日。本領発揮はこれからだが、本人は手応えを感じているという。チームは右翼ジェイソン・ヘイワードを中堅にコンバートし、鈴木のために右翼を空ける予定。チームの高い期待を背負った鈴木の挑戦は始まったばかりだ。

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文・SPREAD編集部


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