今季9勝12敗の5位に甘んじている横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜に、18勝8敗と首位を走る読売ジャイアンツが乗り込んで行われる3連戦の見どころをピックアップ。前回対戦した沖縄・那覇での2連戦は巨人が2連勝。横浜は雪辱に燃える。
◆【今週の決戦】パ・リーグの2位、3位対決の鍵を握るのは、やはり4番 グラシアル(ソフトバンク)vs山川穂高(西武)
■巨人、高卒ドラ1対決の行方は……
DeNAでは、大田泰示に注目したい。
巨人、日本ハムを経て今季からDeNAに所属、自身2016年以来のセ・リーグを舞台としている今季は、ここまで打率.279、2本塁打、7打点の成績。開幕当初は代打出場が続いたが、先週の6試合は全試合で2番打者に座り、25打数9安打の打率.360、1本塁打、3打点と好成績を残している。古巣との今季初対決となった前回の那覇2連戦では、1試合に代打出場したのみで空振り三振に倒れたが、今度はスタメン出場を果たした上で原辰徳監督の前で“意地の一発”を放ちたい。
対する巨人は、4番・岡本和真に期待。こちらは今季も開幕から不動の4番として出場し、ここまで打率.282、6本塁打、18打点の成績。先々週は凡退が続いたが、先週は6試合で23打数8安打の打率.348、2本塁打、6打点と調子を取り戻した。昨季のDeNA戦の対戦打率.341はセ・リー対戦5球団の中でもっとも相性が良かったが、前回の那覇2連戦は体調不良によって遠征不参加。今季初となるDeNA戦で暴れ回りたいところだ。
2016年まで巨人でプレーした大田と、2015年に巨人に入団した岡本。ともに「将来の4番」として高卒ドラフト1位でプロ入りしたが、その後のキャリアは大きく異なる。東海大相模出身ゆえ原監督の秘蔵っ子とまで期待されながら巨人で花を咲かすことのなかった “先輩”大田が「意地」を見せるのか、それとも“後輩”岡本が「違い」を見せるのか。交差する2人の対決に着目したい。
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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB