【MLB】不振続く大谷翔平について打撃コーチが見解「パニックになっていない。誰もが経験すること」

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が26日(日本時間27日)、本拠地でのクリーブランド・ガーディアンズ戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席で2試合ぶりとなる中前打を放ち、4打数1安打だった。

チームは3番マイク・トラウトの本塁打や先発パトリック・サンドバルの好投など投打がかみ合って4ー1で勝利。3連勝で貯金を今季最多の4とした。大谷は27日(同28日)の同カードで今季4度目の先発マウンドに上がる。

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■米紙「不調を振り払うことを確信」

ガーディアンズの先発は、右腕トリストン・マッケンジー。大谷は昨年8月21日(同22日)の対戦で3打席連続三振に仕留められている。相性の悪さからか、この日も大谷から快音は響かず、第1打席は二ゴロ、第2打席は空振り三振に倒れた。しかし、5回2死で迎えた第3打席で直球を中前へ鋭くはじき返し、2試合ぶりの安打を記録。“天敵”からようやく一失を報いた。第4打席は3番手の左腕アンソニー・ゴースに対し、一ゴロだった。

チームは3連勝を飾り、今季最多の貯金4とした。3番トラウトが2ランと適時二塁打を放ち、5番アンソニー・レンドンも2本の二塁打を記録するなど中軸が機能。ただ、好調を維持する打線の中において、調子が今一つ上がらない大谷の状態を心配する声は日増しに高まっている。米地元紙「ロサンゼルス・エンゼルス」は、「彼はパニックになっていない。エンゼルスはショウヘイ・オオタニが不調を振り払うことを確信」という見出しで、記事を掲載。同紙によると、ジョー・マドン監督は「オオタニが飛躍するためには、いくつかのビッグゲームが必要なだけだ。すべては自信の問題だ。彼はすぐに熱くなる(調子が良くなる)、焼け付くように熱くなる」と擁護し、爆発するのは時間の問題とした。

また、ジェレミー・リード打撃コーチは、大谷のバッティングフォームについて「昨季と異なるバランスでスイングしており、体が開いている」と指摘。ただ、「1年を通じてそういうことはトラウトにも起こるし、誰もが経験すること。まだ4月だし、我々はパニックにはなっていない。オオタニも焦っていない」と話した。

■フォーム変えずに全球種で球速アップ

一方、投球については賛辞で占められている。米地元紙「オレンジ・カウンティー・レジスター」は、ここまでの大谷の投球内容を分析。「全球種の平均球速が昨年より上がっている」とし、「速球は95.6マイル(約154キロ)から97.5マイル(約157キロ)、スプリッターは88.2マイル(約142キロ)から90.1マイル(約145キロ)、カーブは74.7マイル(約120キロ)から78.9マイル(約127キロ)にアップ。特にスライダーは82.2マイル(約132キロ)から84.8マイル(約136キロ)へ球速を上げながら、変化量も失わないのが印象的」と振り返った。

スプリットに関しても「水平方向の変化が5.0インチ(約13センチ)から6.8インチ(約17センチ)になり、動きがついている」と評価した。

マット・ワイズ投手コーチは同紙の取材に対し、「速球を含めてすべての球種でキレが良くなっている」とした上で、「ボールの握り方やフォームは変えていない。トミー・ジョン手術を受けてから徐々にマウンドに立つ時間が長くなり、それに伴い通常の成長を見せているだけ」と話し、コンディションが戻ったことで、本来のポテンシャルを発揮していると説明した。

やや低空飛行で発進した打撃に対し、上々の内容を見せている投球。「二刀流」揃ってハイパフォーマンスを発揮する日をファンは待っている。

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文・SPREAD編集部


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