【今週の決戦】「伝統の一戦」は首位と最下位対決、鍵は吉川尚輝 vs 近本光司の1番打者

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ゴールデンウィークの巨人・阪神3連戦は「昭和の日」からスタートする。日本のプロ野球黎明期から存在する両チームの対戦は昭和の時代「伝統の一戦」と呼ばれたもの。だが、そうした「見方」を抱くファンは、21世紀、令和の世の中では少数派となったやもしれぬ。

今季も両リーグ20勝一番乗りを決めて貯金11を抱える読売ジャイアンツと、泥沼からは抜け出したがまだ借金13ある阪神タイガースという首位と最下位の対戦となる。今季の対戦は現在、巨人が4勝2敗とリード。阪神は「かつての」ライバル球団を倒し、上昇気流に乗ることができるのか。

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■試合のペースを握る「1番打者対決」に注目

今カードでは、両チームの1番打者対決に注目したい。

巨人の1番は、開幕29試合中28試合で「1番・セカンド」として出場してきた吉川尚輝。その間、14試合連続安打を記録するなど、ここまで110打数36安打の打率.327をマークしている。先週末の中日戦は3試合で12打数1安打と苦しんだが、今週の横浜DeNAベイスターズ戦では12打数4安打とすぐに調子を取り戻した。また、「三振しない打者」としても注目で、何打席に1三振するかの指数「PA/K」が「17.57」で、これは吉田正尚(オリックス)の「18.83」に次ぐ12球団2番目の数字。さらに今季の阪神戦は22打数12安打の打率.545の“大当たり中”であり、今カードでも暴れ回りたいところだ。

一方、阪神の1番打者である近本光司に対する期待も高い。今季はチームが連敗を続ける中でも自身は14試合連続安打を記録するなど調子をキープ。4月中旬に3番打者を任された(7試合)中でノーヒットに終わった試合が3試合あったが、先週末から再び1番を務めて3試合連続安打中。今季通算では打率.245に留まっているが、巨人相手には21打数8安打の打率.381の高打率を残している。29日の第1戦に先発予定の菅野智之に対しては、昨季10打数5安打の打率.500で、今季も6打数2安打の打率.333の好相性。初戦、近本のバットからチャンスを作りたいところ。「吉川vs近本」のスイングが、試合のペースを作りそうだ。

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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB


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