【天皇賞・春/データ攻略-前編】タイトルホルダーとディープボンドに明暗、気になる「ゼロ」データとは

今週は阪神競馬場で天皇賞・春(芝3200m)が行われる。

「ゆっくり下る」淀名物の下り坂はなく、今年も直線急坂の阪神芝で施行。データがどこまで活用可能かという懸念もあるが、血統や脚質などリンクしにくいファクターはできるだけ省くようにした。

データで紐解く今年の天皇賞・春。過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。

◆【天皇賞・春2022予想/データ攻略-後編】波乱の使者となりうる重賞未勝利の穴馬 追い風となる強力データ

【天皇賞・春/データ攻略-後編】波乱の使者は重賞未勝利馬 追い風となる連対率「100%」の強力データ

■ディープボンドを後押しする「馬券内率75%」データ

昨年のこのレース2着馬・ディープボンド。その後は海外遠征を経て有馬記念2着、阪神大賞典連覇とパワーアップが顕著な1頭だ。積み重ねた実績から1人気濃厚だが、引いてしまった枠順は大外の8枠18番。この試練をクリアすることは容易ではないと思われるなか、同馬の長距離適性が活きるデータを発見した。

・年齢4歳で天皇賞・春 2着内だった馬の翌年成績【3-0-0-1】

キタサンブラックやフィエールマン、フェノーメノらが該当するデータ。経験値が求められる長距離戦において「4歳で連対」というハードルを越えることは難しいが、それを乗り越えた先には「翌年の好走」というご褒美が与えられているようだ。斤量58キロに慣れていない馬が多いなかにあって、この馬の斤量58キロ時成績は【1-1-0-0】。死角らしい死角は見当たらない。

■タイトルホルダーにのしかかる「馬券内率ゼロ」データ

菊花賞は圧巻の逃げ切り勝ち。4歳世代の筆頭格として春の盾奪取を狙うのがタイトルホルダーだ。本レースの前哨戦・日経賞は単勝1倍台に応える勝利。阪神芝内回りも経験済みとなれば極端に評価を落とす必要はないのかもしれないが、気がかりなデータを見つけてしまった。

・古馬芝GIIを1人気で逃げ切った馬の次走成績【0-0-0-5】

ミッキーアイル、エイシンヒカリ、ビッグアーサー、アエロリット、ジャックドールが該当。2012年以降のこのデータにおいて、いずれもGIで徹底マークを受けたことで馬券外に敗れてしまった。内枠を引き当てた菊花賞時との比較で、8枠16番は逃げ馬のタイトルホルダーにとってマイナス。当時とは立場が違う点に気を留めたいところだ。

◆【天皇賞・春2022予想/データ攻略-後編】波乱の使者となりうる重賞未勝利の穴馬 追い風となる強力データ

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▼データ予想
◆【騎手データ】条件合致で驚異の“連対率100%”に 抜群の安定感を誇るジョッキーとは

【天皇賞・春/騎手データ】条件合致で驚異の“連対率100%”に 抜群の安定感を誇るジョッキーとは

天皇賞・春2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【S評価】テーオーロイヤルに2強を上回る「S」評価 「申し分のない仕上がり」

◆【A評価】ディープボンドは“悲願達成”へ「A」評価 「ド迫力の動きを連発」

◆【A評価】タイトルホルダーを上回る「A」評価の爆穴 「完成形へ達した」

◆【B評価】2強のうち1頭にまさかの「B」評価 「気持ちの面でブレを感じる」

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】想定オッズ“2桁”の惑星 「ガラリ一変の可能性あり」

◆【穴馬アナライズVol.2】前走敗戦で“人気落ち”の妙味 「父譲りのスタミナに期待」

◆【穴馬アナライズVol.3】想定“10人気”前後の伏兵 「波乱の立役者はこの馬」

◆【危険な人気馬】「2強」崩しを目論む人気馬は“消し”評価 「追ってからの反応が鈍い」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】最多5勝「8枠」に有力馬揃い踏み タイトルホルダー8枠16番、ディープボンド8枠18番

◆【血統傾向】想定“下位人気”が単回収値「200」データに該当 「Hペースの消耗戦で浮上」

◆【脚質傾向】菊花賞馬タイトルホルダーに警鐘 理想ポジションは4角「2~5番手」

◆【前走ローテ】日経賞組は「3着以下」に警戒 ディープボンドは“当確”データに該当

◆【人気傾向】2人気は4年連続「4着」 1人気も単勝オッズ“1倍台”にも危険データ

▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022天皇賞・春編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。


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