8日に東京競馬場で開催される第27回NHKマイルC(GI、芝1600m)のデータを紹介する。
昨年の朝日杯フューチュリティS2着馬・セリフォス、前走・アーリントンCで重賞初制覇のダノンスコーピオン、シンザン記念を制しニュージーランドT2着のマテンロウオリオン、弥生賞5着から挑むインダストリアらが出走予定。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
◆【NHKマイルカップ2022予想/追い切り診断】セリフォスを上回る「S」評価 古馬をあっさりパスする「文句なしの好気配」
■毎年、単勝10倍以上の中穴が上位に
過去10年、1番人気は【3-1-1-5】の勝率30.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%。2番人気も同じ勝率30.0%の3勝だが、【3-2-1-4】で連対率50.0%、複勝率60.0%と「馬券内率」で言えば、2番人気が優勢となっている。
ただし、1番人気は5連敗。昨年はグレナディアガーズが3着、2020年はレシステンシアが2着と健闘まで。一方、2番人気は近年好調で、昨年のシュネルマイスター、19年のアドマイヤマーズ、17年のアエロリットが優勝したほか、9年連続で掲示板と安定味がある。データ上、2番人気は「堅軸」と言える。
伏兵の台頭も目立ち、昨年はソングラインが7番人気2着、2020年はラウダシオンが9番人気で優勝し、3着にも6番人気のギルデッドミラーが入った。2019年は2番人気のアドマイヤマーズが制したが、2着は14番人気のケイデンスコール、3着に7番人気のカテドラルで、3連単は41万680円を記録。毎年、単勝10倍以上の中穴が上位に顔を覗かせ、ときに下位人気の大穴も食い込んでくる。
単勝オッズで見ると5.0~6.9倍のゾーンが【2-3-1-6】と好調。やはり、2番人気から4番人気までの馬を中心視すべきか。
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】馬券内率“トップ”の好枠にダノンスコーピオン セリフォスは2枠4番に入る
◆【血統傾向】距離延長で単回収値「888」に上昇の伏兵 マイル前後が適性の血統とは
◆【脚質傾向】トレンドは4角“7番手以下”の差し 「人気薄の差し・追込もハマる」
◆【前走ローテ】ダノンスコーピオンに警鐘 前走惜敗馬に「盲点がゴロゴロと潜む」
NHKマイルカップ2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
◆【S評価】セリフォスを上回る「S」評価 古馬をあっさりパスする「文句なしの好気配」
◆【A評価】勝機十分の人気馬に「A」評価 「やる気がみなぎっている」
◆【A評価】打倒ダノンスコーピオン候補に「A」評価 「惚れ惚れするレベル」
◆【B評価】ダノンスコーピオンに不満の「B」評価 「前走で仕上げ切ってしまった」
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】実績馬が“伏兵”扱い 「この人気なら積極的に買い」
◆【穴馬アナライズVol.2】前日“10人気”前後の盲点 「惨敗の前走は度外視」
◆【穴馬アナライズVol.3】馬券内で“万馬券”想定 「押さえておいて損はない」
◆【危険な人気馬】「良血×名手」の人気馬は“消し” 「前傾ラップに戸惑う」
▼データ予想
◆【データ攻略-前編】人気馬2頭に逆風 「馬券内率ゼロ」データの壁とは
◆【データ攻略-後編】想定オッズ“2桁”の穴馬 条件好転で連対率「100%」が後押し
◆【騎手データ】条件合致で驚異の“連対率80%” 軸候補にすべき美浦の大ベテランとは
新潟大賞典2022 データコラム一覧
◆【新潟大賞典2022/枠順・騎手データ】過去10年のグラフデータから読み解く狙うべき馬とは
◆【新潟大賞典2022/前走ローテ】動く過去10年データグラフから読み解く狙うべき馬とは
◆【新潟大賞典2022/人気傾向】過去10年のグラフデータから読み解く狙うべき馬とは
文・SPREAD編集部