■ダノンスコーピオン
【中間調整】共同通信杯は7着に終わってしまったが、適距離と言えるマイルに戻ったアーリントンCでしっかり巻き返し勝利を収めた。その後は大目標のNHKマイルCに向け、在厩で調整されている。4月28日に坂路でキャンターを消化、そして30日には坂路で終いを伸ばしラスト2F13秒3-12秒2(馬なり)とまずまずの動きを披露。
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【最終追い切り】前走時にある程度仕上がっていたし、中2週の東上を控えており今週は無理をさせず坂路で馬なり・単走の終い重点調整。全体的にやや散漫だったが、脚捌きそのものは軽快だった。
【見解】共同通信杯後に立て直すため春全休という報道が流れたが、その方針に変更があったようでアーリントンCで結果を残してみせた。底力の高さには畏れ入るばかりだが、やはり前走で仕上げ切ってしまった感はいなめず中間は状態維持に専念しているようだ。折り合いと闘争心のモノサシとなる併せ馬をこなせていないあたりも気になるし、気配面はいささか心もとない。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。