【NHKマイルC/騎手データ】条件合致で驚異の“連対率80%” 軸候補にすべき美浦の大ベテランとは

8日は東京競馬場で3歳マイル王決定戦・NHKマイルC(GI、芝1600m)が行われます。

1996年の創設以降、一貫して東京芝1600mを舞台に行われてきました。今回は2000年以降の過去データを基に気になる騎手データを見ていきます。

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■美浦の大ベテラン・横山典弘騎手に注目

今年のNHKマイルCに騎乗する騎手の中で2000年以降騎乗経験があるのは12名。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]NHKマイルCの騎手別成績

連対経験がある騎手が7名いるものの、総じて数字は控えめです。連対率20%を超える騎手は僅か2名で、着順と人気のバランスも考慮すると、狙うべき騎手がはっきりと絞れるレースですね。

最初に取り上げるのが、期間内最多となる6度の連対を誇り、連対率33.3%と高い数値を記録。さらに着順と人気のバランスも優れるのが横山典弘騎手です。2006年のファイングレイン(9人気2着)、13年のフラムドグロワール(8人気3着)のように人気薄の馬を圏内に導いたこともあれば、15年のクラリティスカイ(3人気1着)、17年のアエロリット(2人気1着)のように人気馬もきっちり勝たせてきた同騎手。

また、データを細かく見ていくと【横山典弘騎手】×【関西馬】の組み合わせは【1-3-0-2】で連対率は66.7%にまで上昇します。さらに上記データかつ【1枠から4枠】に該当した場合は【1-3-0-1】で連対率は驚異の80%にまで到達。単勝回収率128%、複勝回収率294%と単複回収率の数値も高く、本GIで明確な狙いが立つ騎手と言えます。

そして今年のNHKマイルCで横山典弘騎手が跨るのが関西馬で1枠1番に入ったマテンロウオリオン(牡、栗東・昆貢厩舎)。激熱データに該当する以上、軸候補として強くオススメします。

■一発なら藤岡佑介騎手か

続いて連対率は12.5%と高くはありませんが、着順と人気のバランスに優れる藤岡佑介騎手について見ていきましょう。同騎手は2018年のケイアイノーテック(6人気)を優勝に導き、自身初のGI制覇をNHKマイルCで達成しています。

また2008年は14番人気のダノンゴーゴーを3着に好走させていますので、人気がなくて押さえておきたい騎手の筆頭かもしれません。

藤岡佑介騎手は今年のNHKマイルCで前日9番人気のアルーリングウェイ(牝、栗東・藤岡健一厩舎)に騎乗予定。一発には警戒しておきたいですね。

■人気の3騎手は慎重に取り扱いたい

最後にNHKマイルCで人気馬に騎乗する機会が多かったM.デムーロ騎手、D.レーン騎手、武豊騎手の3騎手について見ていきましょう。

M.デムーロ騎手は2019年のアドマイヤマーズ(2人気)、20年のラウダシオン(9人気)の2頭を勝利に導き、42.9%と全騎手中最も高い連対率を誇りますが、16年のティソーナ(4人気17着)、17年のカラクレナイ(1人気17着)の結果が響き、人気と比べると着順の落ち込みが目立ちます。

ただし【M.デムーロ騎手】×【関西馬】の組み合わせは【2-1-0-1】の勝率50%、連対率75%ですから、所属次第では鉄板級の扱いが可能です。今年はプルパレイ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)に騎乗しますので、前日8番人気でも押さえは必須かもしれません。

続いて前日2番人気のインダストリア(牡、美浦・宮田敬介厩舎)に騎乗するD.レーン騎手ですが、2019年のグルーヴィット、20年のルフトシュトロームとも人気以下の着順に終わっているのは気になるところ。サンプル数が2鞍どまりではありますが、データ上は強く推奨できません。

そして騎乗馬の質を思えばはっきり乗れていないのがレジェンド・武豊騎手。2001年のクロフネ(1人気)、06年のロジック(3人気)で2勝を挙げているものの、08年のファリダット以降は10回連続で人気以下の着順に敗れています。

色々なデータを重ねても狙いが立ちづらく、騎乗馬のジャングロ(牡、栗東・森秀行厩舎)は人気以上の好走は難しいかもしれません。同馬は前日5番人気。あっても掲示板までと考えます。

以上、NHKマイルCの気になる騎手データでした。今回はデータ注目騎手として横山典弘騎手、藤岡佑介騎手、M.デムーロ騎手の3名を推奨します。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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