22日に東京競馬場で開催される第83回オークス(GI、芝2400m)のデータを紹介する。
桜花賞を7番人気で制したスターズオンアース、同2着のウォーターナビレラ、同4着からの巻き返しを狙う2歳女王・サークルオブライフ、チューリップ賞勝ちのナミュールらが出走予定。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【オークス(優駿牝馬)2022予想/データ攻略-後編】桜花賞敗戦で“人気落ち”の妙味 得意条件で「馬券内率100%」が後押し
■桜4着以下からの戴冠はわずか1頭
過去10年、前走・桜花賞組は【7-5-4-63】と別路線組を圧倒し、馬券内30頭のうち過半数の16頭が絡んでいる。以下、前走・忘れな草賞組は【2-0-1-8】と複勝率27.3%とアベレージが高く、前走・フローラS組は【1-4-3-37】で馬券内8頭と好走例が多い。
桜花賞 【7-5-4-63】 勝率8.9%、連対率15.2%、複勝率20.3%
フローラS 【1-4-3-37】 勝率2.2%、連対率11.1%、複勝率17.8%
忘れな草賞 【2-0-1-8】 勝率18.2%、連対率18.2%、複勝率27.3%
スイートピーS 【0-1-0-15】 勝率0.0%、連対率6.3%、複勝率6.3%
矢車賞 【0-0-1-5】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率26.7%
皐月賞 【0-0-1-0】 勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率100.0%
前走・桜花賞組を着順別に見ると、1着馬は【3-1-0-4】、2着馬は【1-1-2-3】、3着馬は【2-1-1-6】。4着以下は【1-2-1-50】とオークス戴冠は1頭しかおらず、2013年のメイショウマンボが桜花賞10着から巻き返している。今年、桜花賞4着のサークルオブライフ、同10着のナミュールらはデータ上、厳しい戦いになる。
前走・フローラS組は、昨年3番人気のユーバーレーベンが制し、2020年はウインマリリンが7番人気2着。2017年にはモズカッチャンが6番人気2着、16年はビッシュが5番人気3着、13年はエバーブロッサムが5番人気2着、12年はアイスフォーリスが9番人気3着と、伏兵の好走例が多い。
前走・フローラS組の着順別は、1着馬【0-3-1-6】、2着馬【0-1-1-7】、3着馬【1-0-0-7】、4着以下【0-0-1-17】。今年、フローラS1着のエリカヴィータ、同2着のパーソナルハイ、同3着のシンシアウィッシュ(抽選対象)らにもチャンスはある。
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】桜花賞馬・スターズオンアースは大外8枠18番 勝率0%の“鬼門”に有力馬
◆【血統傾向】府中の大舞台で輝く“本命”と“大穴” 「父から仔へ受け継ぐ適性」
◆【脚質傾向】桜花賞馬の“ポジション”に注目 「優勝候補は4角7番手以下の馬」
◆【人気傾向】1番人気が勝率5割も、単勝“2桁”人気の「ヒモ荒れを狙うのがセオリー」
オークス(優駿牝馬)2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】サークルオブライフを上回る最高評価「S」 「操縦性やメンタルもばっちり」
◆【追い切り診断】2歳女王サークルオブライフに高評価 先週のハード追いで「一気に再上昇」
◆【追い切り診断】別路線組の有力馬に不満の「B」評価 「前走からの上積みを感じない」
◆【追い切り診断】想定“下位人気”の爆穴に「A」の高評価 「能力全開で距離を克服」
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】馬券内で“万馬券”射程の爆穴 「好条件を味方に激走に期待」
◆【穴馬アナライズVol.2】想定“30倍”前後の盲点 実績からも「波乱の使者となる資格は十分」
◆【穴馬アナライズVol.3】想定“10人気”前後の伏兵 前走から条件好転で「大駆けの可能性」
◆【危険な人気馬】人気一角の実績馬は“消し”評価 「器用な脚が使えない」
▼データ予想
◆【騎手データ】桜花賞馬に騎乗のルメールを警戒も 注目は条件合致で「連対率75%」の“名手”
◆【データ攻略-前編】桜花賞1、2着馬に明暗 馬券内率“80%”と“ゼロ”データとは
◆【データ攻略-後編】桜花賞敗戦で“人気落ち”の妙味 得意条件で「馬券内率100%」が後押し
平安ステークス2022 データコラム一覧
◆【平安ステークス2022/枠順・騎手データ】過去10年のグラフデータから読み解く狙うべき馬とは
◆【平安ステークス2022/前走ローテ】動く過去9年データグラフから読み解く狙うべき馬とは
◆【平安ステークス2022/人気傾向】過去10年のグラフデータから読み解く狙うべき馬とは
文・SPREAD編集部