女子プロテニスの大坂なおみ選手が11月5日にインスタグラムを更新。
3月のツアー初優勝に始まり、8月には日本女子初のグランドスラム制覇となる全米オープン優勝、そしてWTAファイナルズ出場と飛躍の年となった2018シーズンを振り返り、ファンに感謝を述べている。
大坂選手は慣れ親しんだ英語と、まだ若干のつたなさが垣間見える愛くるしい日本語の2か国語でコメントを投稿。
「Love you♥/皆の事大好き♥」とファンへの感謝の想いを素直に表現する投稿に対して、国内外のファンからねぎらいと応援のコメントが殺到している。
- You’ve made SO many new fans this year! Cannot wait to see you at the Aussie open!(キミは今年、本当にたくさんのファンをつくったよ!来年の全仏オープンが待ち切れないよ!)
- Thank you for hard work this year. We were so moved. I will continue to support you!(とても頑張る姿を見せてくれてありがとう。僕たちは感動したよ。ずっと応援しているよ!)
- You are very unique in this world. Never forget that and you will succeed.(あなたは唯一無二の存在だよ。あなたはきっと成功するということを信じてね)
- いいときも、わるいときも、にほんから、これからもずっと、おうえんしてます
- なおみちゃんの今年は素晴らしかったと感謝しています。来期も力強いテニスで勇気を下さい。応援しています。
- 今までテニスには興味のなかった私も今は毎回楽しみにしています ずっと楽しんで欲しい
大坂なおみの「クレイジーな年」を振り返る
大坂選手が「2018年はクレイジーな年でした」とコメントしているとおり、今シーズンは山あり谷ありな激動の1年だった。
2018年シーズン最初のグランドスラム参戦となった全豪オープンは2回戦、3回戦と順調に勝ち進むものの、4回戦でルーマニアのシモナ・ハレプ選手に敗戦。68位だった世界ランキングは53位まで上昇した。
3月、インディアンウェルズ・マスターズでは、元世界ランク1位のマリア・シャラポワ選手を倒し、さらには当時世界1位であり全豪で敗れていたシモナ・ハレプ選手にリベンジ。
最終的に見事にツアー初優勝を達成し、世界ランキングは一気に22位まで上昇した。
5-6月の全仏オープン及び7月のウィンブルドンはともに3回戦で敗戦。この時期、インディアンウェルズ・マスターズ以降世間からのプレッシャーに悩まされていたことを告白している。
そして8月、ついにその時は訪れた。第20シードで迎えた全米オープン、順調に勝ち進んでいった大坂選手は決勝戦で女子テニス界のレジェンドである地元アメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手と対戦。
完全アウェーともいえるようなセリーナ選手との決勝戦を6-2、6-4のストレートで決勝戦を制し、見事に日本女子初のグランドスラム制覇となる全米オープン優勝を成し遂げた。
そして世界ランキング5位となった大坂選手はWTAツアーの最終戦「ファイナルズ」に初参戦。残念ながら、故障の影響によりグループステージ第3戦を途中棄権している。
好不調の波は確かにあったが、WTAツアー初優勝や全米オープン制覇により世界ランクを68位から一気に5位まで押し上げファイナルズ初参戦を果たした今年は、まさに飛躍のシーズンといえよう。
若干21歳。今年、鮮烈な輝きを放ち始めた日本女子プロテニス界のニューヒロインは、来シーズンどのような輝きを見せてくれるのだろうか。
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