【WRC】TOYOTA GAZOO Racingのカッレ・ロバンペラが3連勝 ラリー・ポルトガル

3連勝を飾ったロバンペラのヤリス©TGR

2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・ポルトガルは22日、ポルトガル北部マトジニョスのサービスパークを起点に最終日デイ4が行われ、カッレ・ロバンペラヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1)が優勝を飾った。エルフィン・エバンススコット・マーティン組が総合2位。また、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、昨年に続き総合4位に滑り込んだ。

◆トヨタのカッレ・ロバンペラが第3戦クロアチアを制し、ランキング首位堅持

■優勝したロバンペラがドライバーズランキングで首位固めに

ポルトガルの大地を疾走するロバンペラのヤリス©TGR

ラリー・ポルトガルの最終日は、サービスパークの北東に位置するファフェ周辺の山岳地帯が舞台に5本合計48.87kmのステージが開催された。前日、チームメートのエバンスに5.7秒差をつけて首位に立ったロバンペラは、オープニングのSS17でベストタイムを記録。差を8.4秒に拡げた。その後、SS19で差は6.6秒に縮まったが、続くSS20ではロバンペラがベストタイムをマーク。さらに、ボーナスの選手権ポイントを獲得可能な最終のパワーステージ「ファフェ2」も制し、最終的にはエバンスとの差を15.2秒に拡げ優勝した。

ロバンペラはこれで、スノーイベントの第2戦ラリー・スウェーデン、ターマックイベントの第3戦クロアチア・ラリー、そしてグラベルイベントの第4戦ラリー・ポルトガルと、異なる路面でのラリーを3戦連続で制し、ドライバー選手権におけるリードを46ポイントに拡げた。

ロバンペラは「今回の勝利は、自分でも少し予想外でした。金曜日に出走順1番手でステージをスタートして、このように優勝争いをすることができるとは思っていませんでした。それでも、前を走るクルマに離されないように頑張り、そこから巻き返すことができました。走りのペースは最初から最後まで良く、問題も起きず、最大ポイントを獲得できたので本当に良かったです。今回はコンディションが本当に厳しくて、ライバルのクルマにはいろいろなトラブルが起きていましたが、自分たちのクルマは常にパーフェクトだったので、チームにとても感謝しています。チームのみんなにも、この結果を誇りに思ってもらいたいです」とコメントを寄せた。

勝利に歓喜するTOYOTA-GAZOO-Racingの面々©TGR

デイ2で首位に立つも、デイ3の終盤ロバンペラに逆転され総合2位に順位を下げたエバンスは、攻めの走りで最終日を戦ったが、優勝には届かず。それでも今シーズン初めて表彰台に立ち、6本のベストタイムを記録するなど、今年ここまでもっとも充実した内容のラリーを終えた。

また、2度のデイリタイアを乗り越え、グラベルでのクルマの特性を掴むために走り続けたオジエは、総合51位というリザルト以上に貴重な経験を積み、タフな展開となったラリー・ポルトガルを締めくくった。

デイ3で4本のステージ3番手タイムを記録し、総合3位に順位を上げた勝田は、ベテランのダニ・ソルド(ヒョンデ)と激しい表彰台争いを展開。最後のパワーステージで順位が入れ替わり、昨年のサファリ・ラリー・ケニア以来となるポディウムフィニッシュを僅か2.1秒差で逃したが、それでも今季の最上位記録タイとなる総合4位を獲得。勝田はドライバー選手権3位に順位を上げた。

ラリー・ポルトガルの結果

ラリー・ポルトガル©TGR

1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1) 3h44m19.2s
2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +15.2s
3 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1) +2m17.3s
4 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +2m19.4s
5 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +2m37.8s
6 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1) +4m45.7s
7 ピエール=ルイ・ルーベ/ヴィンセント・ランデ(フォードPuma Rally1) +5m52.1s
8 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル(フォードPuma Rally1) +7m03.4s
9 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (フォード Puma Rally1) +8m09.6s
10 ヨアン・ロッセル/ヴァランタン・サリュウド(シトロエン C3 Rally2)+13m48.9s
51 セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス (トヨタ GR YARIS Rally1) +2h02m53.2s

WRC次戦は、6月2日から5日にかけてイタリアのサルディニア島で開催される第5戦「ラリー・イタリア サルディニア」となる。

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文・SPREAD編集部


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