【MLB】大谷翔平とゲレーロJr.の対決実現に現地メディアも興奮 「競争を楽しむ2人は誰もが認めるスター」

ゲレーロJr.(左)と大谷翔平(写真:Getty Images/ロイター)

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は26日(日本時間27日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に「3番DH・投手」のリアル二刀流で出場。4勝目を目指し、今季8度目のマウンドに上がったが、初回からジョージ・スプリンガーに97マイル(約156キロ)のストレートを捉えられ先頭打者弾を浴びたほか、3回にも3失点。さらに6回にはブルージェイズの若き主砲、ブラディミール・ゲレーロJr.にレフトポール直撃のソロ弾を浴びるなど、6回93球、6安打5失点で今季3敗目を喫した。防御率は3.45。

打者としては、3回の第2打席に二ゴロで打点を挙げるも、8回の第4打席では代打を送られて途中交代。2打数無安打1四球で3試合連続無安打に終わった。

◆【実際の映像】大谷翔平のカーブを狙い撃ち…球場や自軍ベンチも大盛り上がりとなったゲレーロJr.の左翼ポール直撃9号ホームラン

■「彼らの戦いは間違いなく続いていく」

この試合で最も注目を集めたのは、昨季のMVP・大谷vs.本塁打王・ゲレーロJr.の直接対決。両者の対決は昨年8月12日(同13日)以来2度目であったが、結果は3打数1安打(1本塁打)1三振だった。

ブルージェイズ地元紙「トロント・スター」は、試合前日に「ゲレーロJr.vs.二刀流・オオタニ。アナハイムで行われる昨年MVPを争った2人の対決は、野球界全体の注目を一身に集めるだろう」と大きな期待を寄せていた。また、同紙は試合後、「試合前、ダグアウトに現れたゲレーロJr.の周りには30人以上の記者が集まり、全ての言葉を記録した」と注目度の高さを改めて報じた。

一方、エンゼルス地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、「オオタニはゲレーロJr.を最初の2打席は問題なく仕留めたが、23歳のスラッガーは6回に76マイル(約122キロ)のカーブを捉えレフトポールに直撃させた」と振り返った。さらに試合後、大谷が語った「(ゲレーロJr.)は素晴らしい打者だと学びました。良い経験になりました。もちろん今日は打たれましたけど、それでも良い経験になったと思います」というコメントを紹介し、「言うなれば、長生きして学べ。彼らの戦いは間違いなく続いていくだろう。お互い隠さずに賞賛し合い、競争を楽しむ2人は誰もが認めるスターである」と、世代を代表する両者に賛辞を送った。

■試合後に明かされた交代の理由は「腰付近の張り」

悔しさの残る結果に終わった大谷だが、試合後には代打を起用された理由も明らかになった。

米メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は試合後、Twitterで「マドン監督の話よれば、オオタニは腰付近に張りがあると訴えたため途中交代となった。監督によれば、深刻な状態ではないが、明日も出場できるかはまだわからないそうだ」と速報。続けて「オオタニによれば、初回にスライダーを投じた後に背中に違和感を覚え、それが今日の球速に影響を与えていたと話している。今の所大きな問題ではないが、明日まで様子をみる、と本人は話している」と伝えた。同じく米地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」も速報で、「オオタニが違和感を覚えた初回のスライダーは、ゲレーロJr.に投じたものであった」と詳細を報じている。

今カードは4連戦となっており、28日(同29日)の第3戦では、菊池雄星の先発が予定されている。打者・大谷と菊池の通算成績は、12打数4安打、2本塁打、5三振、1四球。昨年7月の対戦では菊池が大谷を3打数無安打2三振と圧倒した。

今季の菊池はここまで8試合の登板で2勝1敗、防御率3.47だが、開幕から徐々に調子を上げている。メジャーでは6試合目の「花巻東高対決」実現は大谷の状態次第となりそうだ。

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文・澤 良憲(Yoshi Sawa)


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