【日本ダービー/騎手データ】ルメールは高値安定も…条件合致で「連対率100%」のレジェンドに注目

29日は東京競馬場で牡馬三冠の第2弾となる日本ダービー(GI、芝2400m)が行われます。

言わずと知れた有馬記念と並ぶビッグレースで、1935年以降は東京芝2400mを舞台に一貫して行われてきました。今回は2000年以降の過去データを基に気になる騎手データを見ていきます。

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■一発なら横山典弘騎手か

今年の日本ダービーに騎乗する騎手の中で2000年以降騎乗経験があるのは15名。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]日本ダービーの騎手別成績

さすがダービーだけあって人気馬に騎乗できる騎手が限られることから、騎手同士で連対率に大きな開きが見られますね。当たり前と言えば当たり前ですが、過去にある程度の騎乗数がある中でダービー未勝利に終わっている騎手は連対率が優れません。ダービーで過去複数の連対経験がある騎手は武豊騎手、福永祐一騎手など6騎手に絞られますので、今回はその6騎手を中心に見ていきます。

6騎手とも人気と比べると着順の落ち込みが見られますが、その中では着順と人気のバランスに優れるのが美浦の大ベテラン・横山典弘騎手です。

2003年のゼンノロブロイ(3番人気)、04年のハーツクライ(5番人気)は2着止まりでしたが、09年のロジユニヴァース(2番人気)、14年のワンアンドオンリー(3番人気)で2勝を挙げています。また、17年は14番人気のマイスタイルを4着に導き、人気薄でも怖い騎手と言えます。

そして【横山典弘騎手】×【前走4番人気以内】は集計期間内【2-2-0-4】と、連対率が50%にまで跳ね上がる熱い組み合わせが見つかります。同騎手は今年の日本ダービーで前日9番人気のマテンロウオリオン(牡3、栗東・昆貢厩舎)に騎乗予定。同馬は前走のNHKマイルCで3番人気でしたから、このデータに該当します。今回は一気の距離延長ですが、軽視禁物です。

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■福永祐一騎手は頭を意識

続いて近年のダービー男としてすっかり定着した福永祐一騎手について見ていきましょう。

2013年のエピファネアイア(3番人気2着)など惜しい競馬がありながら、なかなかダービーを勝てなかった同騎手ですが、18年のワグネリアン(5番人気1着)で悲願の勝利。さらに、2020年のコントレイル(1番人気1着)、21年のシャフリヤール(4番人気1着)とトントン拍子でダービー制覇のタイトルを積み上げています。

データを細かく見ていくと【福永祐一騎手】×【ノーザンファーム生産馬】は集計期間内【2-1-0-6】で連対率が33.3%に上昇。また、この組み合わせは単勝回収率が大きく伸びますので、狙うなら頭かもしれません。

同騎手は今年の日本ダービーで前日4番人気のジオグリフ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)と引き続きコンビを結成します。奇しくもノーザンファーム生産馬に該当する同馬ですが、終わってみれば先週のスターズオンアースのように皐月賞馬による2冠達成の場面があるかもしれません。

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■C.ルメール騎手は高値安定

さらに、6騎手の中で最も高い連対率33.3%を誇るC.ルメール騎手について見ていきましょう。

2018年以降は馬券に絡めていませんが、15年のサトノクラウン(3番人気3着)、16年のサトノダイヤモンド(2番人気2着)、17年のレイデオロ(2番人気1着)と3年連続の馬券絡みがあり、近年の日本ダービーでは欠かせない騎手です。また【C.ルメール騎手】×【前走皐月賞出走馬】の組み合わせは【1-1-1-1】と連対率50%、複勝率75%にそれぞれ数値が上昇しています。

同騎手は前走の皐月賞で2着だったイクイノックス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)に跨りますので、堅軸として考えて良さそうです。レイデオロ以来の勝利となるか注目です。

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■武豊騎手は人気次第で鉄板化

最後に、日本競馬の顔であるレジェンド・武豊騎手について見ていきましょう。

2002年のタニノギムレット(1番人気)、05年のディープインパクト(1番人気)、13年のキズナ(1番人気)と集計期間内3勝を挙げる同騎手ですが、人気と比べると着順の落ち込みが見られることは否定できません。08年のブラックシェル(6番人気3着)、09年のリーチザクラウン(5番人気2着)と伏兵馬での好走はあるものの、2番人気から4番人気で【0-0-0-4】は気になります。

一方、1番人気時は【3-1-0-0】と連対率100%を記録。武豊騎手を日本ダービーで買うなら1番人気時に絞ると良いかもしれません。

さて、同騎手が今年の日本ダービーで跨るのが前日2番人気のドウデュース(牡3、栗東・友道康夫厩舎)。1番人気と2番人気以下では天と地ほどの差がありますので、当日の人気は要チェックです。

以上、日本ダービーの気になる騎手データでした。今回はデータ注目騎手として取り上げた4騎手を推奨いたします。1人だけピックアップするなら、安定感抜群のC.ルメール騎手でしょうか。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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