大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスは31日(日本時間6月1日)から敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に臨む。今季のヤンキースはア・リーグ東地区首位を走り、好調をキープしているが、現在2連敗中であり、一方のエンゼルスも今季ワーストの5連敗中となっている。米紙は「ともに立ち直りを目指すシリーズ」と記し、注目カードとして紹介している。
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■「投手・大谷」vsジャッジも注目
「ショウヘイ・オオタニ、マイク・トラウトがけん引するエンゼルスが、ヤンキースとのシリーズに臨む」と見出しをつけ、今度の3連戦を占ったのは「CBS sports」。特に注目したのは、大谷とトラウトが形成する「トラウタニ」。このエンゼルスの誇る強打コンビが、ニューヨークで同時出場したのは、実は2018年5月の3連戦まで遡る必要があるという。この時は2人で20打数6安打(2本塁打6打点)を記録。しかし、その後は両選手のケガやコロナの影響による試合数制限などのため、ニューヨークでのそろい踏みは実現しなかった。しかし、約4年の時を経て、今年ついに「トラウタニ」がヤンキースタジアムで同時出場を果たすことになる。
「CBS sports」は、「木曜日の先発投手も務めるオオタニは11本塁打、トラウトは13本塁打をかっ飛ばしている。2人は、ヤンキースと並びア・リーグトップのチーム本塁打(67)、メジャー7位タイのチーム打率(.251)を誇る攻撃をけん引している」と記し、期待を寄せた。
またヤンキースの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、ヤンキースのアーロン・ブーン監督のエンゼルス評を掲載。「明らかにトラウトとオオタニ、そしてウォードを加えたラインナップは最高の攻撃陣となっている」とした上で、「そして、攻撃に見合うだけの投手陣が揃っている。だから、彼らの選手層と選手の質を見れば、彼らが良いプレーをしていることは驚くことではない」と話し、警戒した。
ヤンキースは30日(日本時間31日)、オフだったが、その前日まで22日間で23試合という強行スケジュールに臨んでいた。その間、チームはジャンカルロ・スタントンをはじめ、負傷者が続出。それでも18勝5敗という好成績で乗り切ったが、23連戦の最後、タンパベイ・レイズ相手に2連敗を喫して長いロードを終えた。
現在18本で本塁打王争いを独走しているアーロン・ジャッジはレイズ戦後、「ここにいる全員がもう一度プレーしたいと思っている。何試合続けても、みんな毎日行く気でいる。何試合連続だろうが関係ない。このチームはハングリーだ。証明することがたくさんあるんだ」と話し、連敗を喫したことに憤慨。オフを挟んでのエンゼルス戦に向けて闘志をみなぎらせていた。
連敗を止めるのは、ヤンキースかエンゼルスか。「投手・大谷」vsジャッジも実現しそうで、見所の多いカードとなりそうだ。ニューヨークの地元紙「AMNY」は、「今度の試合はア・リーグ最高の2チームが、忘れたくなるような敗戦から立ち直ろうとするシリーズ」と指摘した。
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文・SPREAD編集部