【安田記念/穴ライズ】想定“10人気”以上の盲点 「完成の域に達した古豪」

過去10年、安田記念の1番人気は【3-3-2-2】。しかし、昨年は8番人気のダノンキングリーがグランアレグリアを下し、2017年には7番人気のサトノアラジンが制覇、16年は8番人気のロゴタイプが国内外GI4連勝中だったモーリスに土を付けるなど、波乱の歴史がある。

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前述3頭の共通点は重賞・GI実績があったにもかかわらず、人気落ちしていた点。

ダノンキングリーは重賞3勝を誇り、3歳時は皐月賞3着、日本ダービー2着、4歳時には大阪杯3着とGI好走歴があった。サトノアラジンは重賞2勝、マイルCSは4着、5着と2年連続で好走。ロゴタイプはGI2勝馬。前走・ダービー卿チャレンジTで2着に好走し、復活の兆しを見せていたが、3年間勝ち鞍から遠ざかっていたため、伏兵の扱いを受けていた。

今年、4連勝で重賞タイトルを手に入れて挑むイルーシヴパンサーやソウルラッシュなど、新興勢力が注目されるが、近年で「上がり馬」が安田記念を制したのは、2015年のモーリスくらいしか記憶にない。

安田記念は人気落ちの実績馬を狙うのがセオリーと言ってよく、今年も重賞・GI実績を持つ馬に「盲点」が潜んでいると見た。

■ヴァンドギャルド

2年連続の参戦となった前走・ドバイターフは道中、後方から数えて3番手に構え直線では馬群を縫うように伸びて3頭横並びでゴールイン。結果は3着に敗れたが、1着はロードノースとパンサラッサの同着、そこからハナ差と着差はわずかだった。前年2着に続き、今年も中東の地で好走を果たしている。

昨年はドバイ遠征のダメージが残り、復帰初戦は10月の毎日王冠と時間を要したが、今年は回復が早く安田記念への出走にこぎつけた。このあたりは心身の成長が見て取れ、中間の動きからも好調を物語っている。

もともとポテンシャルの高い馬で、海外のタフな競馬で揉まれ続けたことで本格化を感じさせる。日本での好走は2020年10月の富士S勝ちまで遡らなければならないが、完成の域に達した今なら軽視禁物と言える。さらに道悪競馬も歓迎のクチ。予報より早めの降雨で馬場が渋るなら好走を後押しする材料になる。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。


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