■ガロアクリーク
4番人気に支持された前走の都大路Sは、直線で切れ負けて6着に敗れたガロアクリーク。1000m通過が62秒1で、前後半の3Fが3秒も違う後傾ラップでは、いくら先団からレースを進めたとは言え、本来決め手勝負が不得意なタイプなだけに厳しかった。極端に流れが向かず、敗戦も致し方なし。
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3歳時にはスプリングS勝ちをはじめ、皐月賞とセントライト記念でともに3着など、今回のメンバーの中では実力上位であることに疑いようはない。一見すると良績は中山に集中しているが、東京は新馬勝ちしている上に6着だった日本ダービーでも3着馬とは0秒1差。昨年のエプソムCこそ12着に大敗したが、除外明けで実質半年ぶりの競馬だった。イメージほど、この舞台を苦手にしているわけではない。
今年は昨年と比べて臨戦過程にアクシデントはなく、2走前の中山記念では4着と5歳を迎えた今も力の衰えは見られない。戦前の評価ほど上位陣との差はなく、波乱の使者となる資格は十分。このオッズなら積極的に買い目に加えていきたい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。