設楽悠太、村山謙太、村山紘太、中村匠吾が抱くキプチョゲへの憧れ

マラソン世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲ選手が来日し、自身のコーチであるパトリック・サング氏とともに、日本の陸上競技選手やコーチに向けた「ナイキ エリート ランニング キャンプ」と称されたトレーニングセッションを11月10日に駒澤大学で行った。

トレーニングセッションには、設楽悠太選手(ホンダ)、村山謙太選手(旭化成)、村山紘太選手(旭化成)、中村匠吾選手(富士通)といった陸上競技選手や、各大学の陸上部監督・選手計30名前後(駒澤大学、東洋大学、中央大学など)が参加した。

セッションでは各選手の疑問にキプチョゲ選手が直接答える時間もあり、イベント後、日本の各選手たちがキプチョゲ選手に抱いた印象を明かした。

人格者であるとも知られているキプチョゲ選手。セッション中も笑顔で各選手に接していた姿が印象的だったが、選手の目から見ても好印象だったようだ。

設楽悠太選手

準備の大切さを学びました。来月のマラソン(12月2日に開催される福岡国際マラソンに出場予定)に向けて準備がしている段階です。キプチョゲ選手から激励の言葉をいただいたので、それに応えられるようにしたいです。

2時間1分39秒という世界記録をキプチョゲ選手が出したと聞いたときは、「手を届かないところまできてしまったな」と思いましたが、(キプチョゲ選手は)ただ見ているだけではなく追いかけなければいけない存在です。少しずつ差を縮めていきたい。

実際に走って見て、日本人と比べて腕の振りだったり、歩幅だったり。そこが一番の違いだと感じました。目標としている選手です。

村山紘太選手

このイベントのオファーを受けてからずっと楽しみにしていました。キプチョゲ選手やパトリックコーチといった世界トップレベルの人と走ったり話したりできた経験を次の大会で活かしていきたいです。とてもいいイベントでした。

リオオリンピックの際にも選手村で見かけたりして、その際はいちスポーツ選手というか、自分の中では(キプチョゲ選手は)特別な感じではなかったです。

しかし、間近で会うと、スポーツ選手という枠ではなくなりました。陸上競技で世界トップを目指していくという気持ちの表れや、行動というのが自分と違うな、と話をしていて思いました。

特に、コーチとコミュニケーションをしっかりとって、信頼関係をつくっているところ。この選手は上を目指すために、コーチと信頼を高めながら活動しているのだと感じました。

村山謙太選手

今回キプチョゲ選手に直接質問できて、練習に関してなど、自分が知りたかった部分も聞けてよかったです。練習だけじゃなく、一年間をどのようにキープしていくか。どこを意識してトレーニングしていくか、ということを学べました。

ベルリン・マラソンで初めてお会いしたのですが、朝のランニングが終わった後にエレベーターで一緒になりました。優しいという話は聞いていたのですが、本当に優しかった。

市民ランナーの方とすれ違った時もやさしくふるまっていて、誰からも応援される選手なのだと感じていました。 競技に対してもストイックで、本当に見習っている、憧れの、理想の選手です。

中村匠吾選手

日々の準備の積み重ねが大事なのだと学びました。また、コーチとの関係性などを知り、自分もいまの監督から指導を受けて8年目になりますが、今後もしっかり信じて、日々の練習を打ち込んで少しでもキプチョゲ選手に近づいていけるように努力したいです。

キプチョゲ選手とはベルリン・マラソンで初めてお会いして、そこで一緒だったことも覚えてくださっていました。

今日も選手としても質問に真面目に答えてくださって、厳しい練習の積み重ねをしているということはもちろんですが、人として選手以前に尊敬できる部分がたくさんあると感じました。そこも見習って、キプチョゲ選手のような選手になりたいです。

《大日方航》

《関連記事》

キプチョゲ、日本のランナーにアドバイス「勝つことは大事じゃない。いかに準備をするか」

キプチョゲはなぜ結果を出せる?…3つの角度で師と仰ぐ、コーチとの深い信頼関係

キプチョゲが日本人陸上選手に抱いた感想とは?