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【Dリーグ】“本物”を追求し続けるサイバーエージェント・レジットが伝授、 夢を叶える「飛び込む力」 Peachと共同レッスン開催

【Dリーグ】“本物”を追求し続けるサイバーエージェント・レジットが伝授、 夢を叶える「飛び込む力」 Peachと共同レッスン開催
レッスン中のKotori(C)サイバーエージェント

6月5日にセカンドシーズンの幕が下りたDリーグ。今シーズンも、各チームから綺羅星のごとく輝く素晴らしいナンバーの数々が届けられたが中でも、私が幾度となく見返し、ふとした瞬間に見たくてたまらなくなる、お気に入りの傑作がある。それは、CyberAgent Legit(以下、レジット)がラウンド7で放ったナンバー、通称『コーヒーデリシャス』だ。

こうやって記事を書いている時でさえ、思い出すと嬉しくてにやけてしまう、楽しくも素晴らしい作品だ。コーヒーには常用性があるが、まるでこのナンバー自体が常用性を持つかの如く、“コーヒーデリシャス中毒”に陥ってしまった状態なのである。

◆【実際のダンス映像】CyberAgent Legitがラウンド7で披露した、見ていて元気をもらえる『コーヒーデリシャス』

そんな最高なナンバーを届けてくれたレジットが、航空会社「Peach」社との共同開催で、全国からプロダンサーを志す若者を集めてワークショップ(公開レッスン)を敢行するとのことで、10月のサード・シーズン開幕を待ちきれない自称“心のダンサー”は文字通り心躍らせ、足取り軽やかに取材現場に赴いた。

■トップダンサーによる熱いレッスン

ちなみにこのワークショップは、レジットのディレクターであるFISHBOYの発案を受けたLCC航空会社Peachが、「より多くの人と様々な場所でダンスを通じて交流したい」と思う人々の願いを叶えるべく、抽選によって当選者に20,000円分の“ピーチポイント”をプレゼントして地方から東京へのアクセスを可能にしたという、全国の志あるダンサーの夢を後押しする素敵な企画。これによって北は北海道から南は沖縄まで、Peachが運航する飛行機に乗って集まった12名の若きプロダンサーの卵たちが、東京の渋谷区にあるレジットのホームスタジオに集合したのだ。

ダンスへの熱意あふれるディレクターFISHBOY(写真:SPREAD編集部)

ここで少し、レジットについてあらためて触れておきたい。レジットは、Dリーグが結成された2021年に、HIPHOP、POP、LOCK、KRUMPという主要なダンスジャンルで、各人が様々な大会で成績を残し、活躍してきたトップダンサーが集結して生まれた、言わば“スペシャリストの集団”によって結成されたチーム。前出のコーヒーデリシャスはもちろん、これまでのラウンドで展開された他のナンバーも、ダンスのスキルに留まらず、各ジャンルの良さを巧みに取り入れた秀逸な作品で、観る者を飽きさせないラインナップが印象的だ。また、表情豊かに、時にはコミカルでユーモアあふれた演技までをこなす表現者としてのスキルも高く、レジットの演技が始まると、ダンスステージが“レジット劇場”と化してしまう求心力と魅力を持ったチームである。

この日は、そんなダンス・エンターテイナー集団であるレジットの中心的ダンサーであるTAKUMI地獄enaKotoriから、キラキラと輝やく瞳で参加するプロダンサーの卵たちへ向けて、熱いレッスンが展開された。

レッスン冒頭は、レジットのディレクターであり元世界チャンプでもあるFISHBOYから、「ダンスの天才」と称されるダンサー地獄によるPOPの振り下ろし。地獄というニックネームからは想像もつかない、繊細な物腰の丁寧なレクチャーは、彼がいかに真摯にダンスに向き合ってきたかを彷彿とさせるものであり、参加者も優しく守られ和んだ雰囲気の中で力むことなく、伝授された振りを自分のものにするべく真剣な眼差しで彼の影を追っていた。

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ダンスレッスンの模様(写真:SPREAD編集部)

POPの次は、enaによるLOCKの振り下ろし。なかなかLOCKという分野を知る機会がなかったが、LOCKを踊る時の心構えの説明から入り、パワフルでキレのある彼女のダンスを追う参加者の動きが、トライを重ねるごとにどんどんブラッシュアップされてゆくのを見ることができた。また、共に踊るTAKUMIの緩急織り交ぜた動きと、抜くべきタイミングを捉えたクールなスタイリング、キュートなKotoriの細やかな動きと観る者をハッとさせる勢いのバランスの良さなど、感心させられる点が多々あり、機会あらばどんなダンサーでも参加したいと思うであろう素晴らしいレッスンはいつまでも見ていたかった程だが、瞬く間に時が過ぎた。

Dリーグのラウンドでの闘いに加えて、このような機会が増えることで、日本のダンス層がさらに厚く深くなっていくであろうことも肌で感じられる貴重な機会となった。