ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が21日(日本時間22日)、本拠地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「3番・DH」で先発出場。2本の3ラン(14、15号)を放つなど、4打数3安打と大爆発。犠飛も含めて、自己最多の8打点をマークした。
試合はリードを許したエンゼルスが大谷の同点弾で追い付き延長に突入したが、救援陣が踏ん張り切れずに11-12で敗戦。大谷は現地22日の同カードに6勝目をかけ先発マウンドに上がる。
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■本人は犠飛の打席を悔やむ
5点を追う6回無死一、二塁の第3打席。大谷は、11日(同12日)のニューヨーク・メッツ戦以来となる14号3ランを右中間スタンドへ運んだ。相手右腕ヒースリーの直球を完璧に捉えた打球は、111.5マイル(約179キロ)、飛距離423フィート(約129メートル)を計測する特大弾だった。
8試合ぶりの1発で勢いに乗った大谷は、3点を追う9回1死一、二塁の5打席目にも15号3ラン。打球速度113.5マイル(約183キロ)、飛距離438フィート(約134メートル)という特大弾を右翼席に放り込んだ。さらに、2点を追う延長11回の1死一、三塁でも左犠飛を放ち、この日は8打点。1試合8打点は、日本人選手では松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)、井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)が記録していた7打点を超え、日本人最多となった。
MLB公式サイトによると、フィル・ネビン監督代行は試合後、大谷について「素晴らしいパフォーマンスだった。数日前にも話したが、(前カードの)シアトル・マリナーズ戦で見せた彼の打撃は、調子が良い時に近づいていた。そして、今日とてつもなく大きいのを2本打った。本当に大きな本塁打だった」と話し、手放しで称賛した。
また、同サイトは大谷のコメントも伝えており、「タフな試合だった」と振り返り、「本塁打が出た打席はもちろん良かったのですが、(2回あった)犠飛の打席は、ヒットにできればもっと点が取れたと思うし、結果は違っていたかもしれないので、そこは改善点だと思います」とし、反省も忘れなかった。
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文・SPREAD編集部