【宝塚記念/血統傾向】条件合致で「連対率8割越え」 想定“10人気”前後の伏兵

26日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(GI、芝2200m)の「血統傾向」を分析する。

前走の天皇賞・春で7馬身差をつける圧勝を決めたタイトルホルダーや、大阪杯9着からの巻き返しを図るエフフォーリアをはじめ、長期休養明けのヴィクトリアマイル6着から1回使われての上昇気配が見込めるデアリングタクト、悲願のGI初勝利を狙うディープボンドら、上半期を締めくくるグランプリレースだけにどの馬が勝ってもおかしくない豪華なメンバーが揃った。

ここでは、血統データから読みとく宝塚記念の推奨馬を紹介する。

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■パワーとスタミナに富んだトニービンの血が活きるレース

データは2017年以降の宝塚記念を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

集計期間で最多16頭が出走のディープインパクト産駒は【0-0-2-14】と来ても3着まで。2018年に1番人気に推されたサトノダイヤモンドは6着、2021年に3番人気のカレンブーケドールは4着など上位人気の支持を集めるも敗れている。今年もディープ産駒はポタジェギベオンの2頭出走するが、“アタマ”で買うにはリスキーと言えそうだ。

一方、図表のとおりハーツクライやルーラーシップ、ジャングルポケット産駒の好走例が多い。この3頭に共通するのはトニービンの血を内包している点だ。2019年3番人気で1着のリスグラシュー(父ハーツクライ)や、2020年6番人気で2着など宝塚記念で2度好走しているキセキ(父ルーラーシップ)、2018年12番人気で3着のノーブルマーズ(父ジャングルポケット)など人気薄の馬の好走も見られ適性は高そうだ。梅雨の時期と重なり、最終週に組まれている宝塚記念は、過去5年で3回は稍重開催。パワーとスタミナが必要な荒れた馬場だけに、トニービンの血が活きているのだろう。

今回はトニービンの血を内包しているハーツクライ、ドゥラメンテ産駒からそれぞれ1頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目は、中山記念など重賞2勝の実績があるハーツクライ産駒ヒシイグアス。昨年12月の香港Cではラヴズオンリーユーと頭差2着と好走。それ以来の久々の出走となった前走の大阪杯では、上位とはあまり差のない4着とハーツクライ産駒らしく6歳にして本格化してきた。今回はD.レーン騎手起用で勝負気配を感じるが、父ハーツクライ×母父ストームバード系の牡馬において、外国人ジョッキーが騎乗し、前走から距離延長で2000m以上の芝レースに出走すると【3-1-0-6】(勝率30.0%、連対率・複勝率40.0%/単回収値169)と非常に高い勝率を示してている。レーン騎手とは条件戦ではあるが1戦1勝と相性は良く、前走から1ハロン延長もプラスに働きそうでGI初制覇を期待したい。

2頭目は、同じ大阪杯組のドゥラメンテ産駒アリーヴォをピックアップ。前走の大阪杯では、後方から徐々に位置を上げ、上がり最速タイの脚を使い、0秒1差の3着と好走。小倉で5戦全勝しており平坦巧者かと思われがちだが、急坂がある阪神のGIで底力を証明した。また、ドゥラメンテ産駒の牡馬が前走3着以内に好走し、次走阪神芝の2000m以上に出走すると【5-5-1-5】(勝率31.3%、連対率62.5%、複勝率68.8%/単回収値153)。なかでも前走が5枠より外枠だと【5-4-1-1】(勝率45.5%、連対率81.8%、複勝率90.9%/単回収値223)と非常に高い連対率をマークしている。大阪杯で5枠から好走したアリーヴォだけでなく、天皇賞・春を圧勝したタイトルホルダーも8枠から勝利しておりこのデータに該当するため、ドゥラメンテ産駒のワンツーも十分考えられるだろう。

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文・中井達也(SPREAD編集部)


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