【宝塚記念/穴ライズ】想定“8人気”前後の盲点 「明らかに過小評価の1頭」

 

【宝塚記念/穴ライズ】想定“8人気”前後の盲点 「明らかに過小評価の1頭」

■オーソリティ

今年初戦となったサウジアラビアのネオムターフCで逃げ切りVを飾ると、返す刀で臨んだドバイシーマクラシックで3着。海外2連勝とはならなかったが、ドバイの勝ち馬シャフリヤールは自身よりも斤量が軽かった。それでいながらクビ+1/2馬身差なら勝ちに等しい内容と言ってよく、ポジティブな評価を下していい。2歳時から高く評価されていた素質馬が、5歳になって本格化を迎えた印象だ。

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昨年の秋シーズンにはアルゼンチン共和国杯を連覇し、続くジャパンCではコントレイルから0秒3差の2着と、古馬中距離戦線でトップレベルを相手に互角の走りを見せていたように、いまさら脚力を疑う必要はなし。右回りが不安視されているものの、6戦のうち4戦で掲示板には載っており、言われているほど苦手ではない。ピークを迎えた今ならなんなくこなしていい。

それにもかかわらず中穴程度に人気が落ち着いているのは明らかに過小評価で、妙味しかない1頭。スタートも安定してきているので最内枠からロスなく運べるのもプラスで、ぜひ買い目には加えておきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。