【格闘技/K-1女子大会】美しきタイの19歳パヤーフォン、優勝候補の菅原美優を下し初代アトム級王座に就く

(C)K-1

K-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~RING OF VENUS~』は25日、国立代々木競技場・第二体育館で開催され、「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」を、タイのパヤーフォン・アユタヤファイトジムが制した。

◆【実際の映像】初代王者パヤーフォン、“戦う美容師”菅原美優と笑顔で称え合った優勝の瞬間

■Krush王者・菅原を延長判定で撃破

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パヤーフォンは、19歳にして70戦以上のキャリアを誇り、2019年にはムエタイの世界王者となった。ムエタイ代表としてK-1女子に殴り込みをかけた。初戦は、シュートボクシングで実績を残してきたMIOを判定で撃破して決勝へ。一方の菅原は、19歳の新星・松谷綺に判定勝利で決勝へ上がって来た。

第1ラウンドから、菅原のミドルキック、前蹴りからワンツーなどの攻撃を被弾してしまうパヤーフォンだが、強気にムエタイ仕込みのミドルキックで攻める。第2ラウンドには、身長で優る菅原を相手に、懐に飛び込む気の強さを見せる。

第3ラウンドには、両者とも近距離での殴り合い。パヤーフォンのバックブローが反則のヒジ攻撃となり、菅原が眉間から出血。ドクターチェック後、両者とも揉み合う場面も見受けられるが、意地と意地のぶつかり合い。本戦では決着が付かず。必ずどちらかに優劣を付けるマストジャッジの延長ラウンドへ突入する。

延長ラウンド、顔面前蹴りをクリーンヒットさせる菅原。パヤーフォンは距離を詰めて、ヒザ蹴りや近距離のフックで攻める。両者とも、ベルト獲得への執念を見せて戦った。判定はスプリット判定2-1でパヤーフォンの勝利。パヤーフォンは涙を流して喜んだ。

黄金のベルトを巻いたパヤーフォン。小さい身体にベルトが良く似合う19歳だ。「今回はタイトルに挑戦させていただき、王者になる機会を与えてくださり、ありがとうございました。日本、タイから応援してくださった皆さんありがとうございます」と語った。

2014年に旗揚げした新生K-1。初代-65kgトーナメントでは、ムエタイの先輩ゲーオ・ウィラサクレックが破格の強さで優勝。その意志を継ぐかのごとく、パヤーフォンが女子アトム級の初代王座に就いた。パヤーフォンが、ムエタイとK-1を背負い、このリングを更なる高みに誘う。

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文・吉田崇雄


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