【MLB】エンゼルス大乱闘劇に「大谷勝負」の屈辱 守護神イグレシアスは「チームが団結するきっかけになる」

乱闘で退場となったエンゼルスの守護神イグレシアス(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は26日(日本時間27日)、本拠エンゼルスタジアムでのシアトル・マリナーズ戦に「3番・DH」で先発出場。2打数0安打0打点に終わり、連続試合安打は「5」で止まった。打率は.259。

チームは2ー1で接戦を制し、連敗を2で止めた。この試合、死球を巡って両軍総出の乱闘劇が勃発。監督を含めて計8人が退場となり、約18分間中断した。

◆【実際の映像】エンゼルスベンチ前での、両軍の選手が入れ乱れての大乱闘

■1回から両軍へは警告発令

大乱闘劇が発生した。2回表、マリナーズの攻撃。エンゼルスの先発右腕アンドリュー・ワンツが4番ジェシー・ウィンカーの臀部(でんぶ)に死球を当てた。激高したウィンカーは、エンゼルスベンチに向かっていくと、両軍ベンチ総出の乱闘劇に発展した。

この結果、両軍合わせて8人(エンゼルスはフィル・ネビン監督代行ライセル・イグレシアスライアン・テペラアンドリュー・ワンツ。マリナーズはスコット・サービス監督ジェシー・ウィンカーフリオ・ロドリゲスJ.P.クロフォード)が退場した。

伏線は前日、現地25日の同カードにあった。エンゼルス2点ビハインドの9回、マリナーズの右腕エリック・スワンソンが投じた2球目がマイク・トラウトの頭部付近へ。トラウトは間一髪これを避けたが、95マイル(約153キロ)の速球が顔面付近を通り過ぎ、場内は一時騒然とした。

迎えたこの日。まず1回にワンツの投球が2番ロドリゲスへの頭部へとすっぽ抜け、これで審判団から両軍へ警告が与えられていたが、2回に再びワンツが内角攻めでウィンカーに死球を与え、乱闘に発展した。

■トラウト敬遠に大谷翔平は結果出せず

報復と捉えられても仕方がないシーンについて、ネビン監督代行は試合後、「先週から同じチームと8試合を戦っていれば、このようなことは起こる。緊張は高まるばかりで、それがベースボールだ。残念だが、たまには醜い出来事もある」と振り返った。また、ウィンカーに死球を与えたワンツは「自分にとって最初のデーゲームの先発で、手に汗をかいていた。すっぽ抜けた」と釈明。

退場した守護神イグレシアスは「我々は家族のようなもので団結しているし、(今日のことは)さらにチームが団結するきっかけになる。プレーオフ出場に向けて、もっと良いプレーをして、さらに良い戦いができることは間違いない」と乱闘劇をプラスに捉えていた。

大谷はこの試合、5、7回ともに1死二塁の好機で前を打つトラウトが申告敬遠で歩かされ、屈辱的な「大谷勝負」を選択された。結果は、5回は右直、7回は左飛に打ちとられ、マリナーズのプランに軍配が上がった。マリナーズは前回のエンゼルス4連戦でトラウトと勝負し、3度の決勝ホームランを許しただけに、致し方ないところか。

大谷は第1、第2打席は連続四球で、打率は2割5分9厘となった。

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文・SPREAD編集部


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