「東アジアスーパーリーグ(EASL)」は28日、フィリピン・マニラのシャングリ・ラ ザ・フォート マニラにて2022-23シーズンのグループ分け抽選会を実施。今年10月から始まるホームアンドアウェイ形式のグループステージ対象8チームのグループ分けを発表した。
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■宇都宮ブレックスはグループB、琉球ゴールデンキングスはグループA
EASL 2022-23シーズンは、日本のBリーグ、韓国のKBL、フィリピンのPBAから、それぞれ前シーズンの優勝チームと準優勝チーム、台湾のP. LEAGUE+の優勝チームおよび新たに結成された中国圏を代表するチーム・ベイエリアドラゴンズの合計8チームが出場する。Bリーグからは、「2021-22シーズン」年間優勝チームである宇都宮ブレックスと、準優勝チームである琉球ゴールデンキングスの出場が決定済。
各グループステージを勝ち抜いた4チームは2023年3月から行われる「ファイナル4」に進出し、トーナメント方式で賞金約100万ドル(約1億円)とアジア王者の称号を争う。
本日のグループ分け抽選会で行われたコイントスの結果、「グループA」にBリーグの準優勝チーム・琉球ゴールデンキングス、KBLの準優勝チーム・安養KGC、P. LEAGUE+の優勝チーム・富邦ブレーブスおよびPBAの優勝チームと決定。
「グループB」には、Bリーグの優勝チーム・宇都宮ブレックス、KBLの準優勝チーム・ソウルSKナイツ、中国圏代表チーム・ベイエリアドラゴンズおよびPBAの準優勝チームが入った。
これについて、Bリーグ島田慎二チェアマンは「Bリーグからは、宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスがシーズン1に出場します。私たちのチームは強いです。非常に強いです。宇都宮ブレックス、もしくは琉球ゴールデンキングスのEASLシーズン1初優勝を期待しています」と期待感を寄せた。
2016年に設立された東アジアスーパーリーグ(EASL)のミッションは、アジアのプレミアバスケットボールリーグとして地域のスポーツを盛り上げていくこと。国際バスケットボール連盟(FIBA)と10年間の独占契約を結び、FIBA Asiaの承認を得て運営を行う、地域初のプロバスケットボールリーグとなる。8チームは今回の決定通り4チームずつの2つのグループに分かれ総当たり戦形式で対戦。各チームは10月から23年2月までのグループステージ中に、ホームアンドアウェイで6試合ずつを戦う。試合は毎週水曜日、グループステージ合計24試合が行われる。各グループの上位2チームがファイナル4に進み、2023年3月にEASL初優勝を目指しトーナメント形式で戦う運びとなっている。
島田チェアマンの期待どおり、ブレックスもしくはゴールデンキングスが、アジア・ナンバーワンの栄冠と賞金100万ドルを掴むのか、楽しみにしたい。
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文・SPREAD編集部