米アラバマ州バーミングハムで開幕、「もうひとつの五輪」ワールドゲームズとは……

かつて五輪種目だった綱引き 写真は2005年ワールドゲームズにおけるドイツチーム(C)Getty Images

もうひとつの五輪」と呼ばれる国際総合大会「ワールドゲームズ」が米アラバマ州バーミングハムにて7日、開幕する。

さて、ワールドゲームズとは、そもそもどんな大会なのか……。

ワールドゲームズは、オリンピックと連携する国際総合競技大会国際ワールドゲームズ協会(IWGA)主催、国際オリンピック委員会(IOC)後援により、4年に一度、夏季オリンピック・パラリンピック大会の翌年に開催される、オリンピックに採用されていない競技種目の国際総合大会として位置づけられている。今回は東京五輪の延期にともない、こちらも延期され2022年の開催となった。

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■2001年には秋田で開催

1981年7月、アメリカ・サンタクララで第1回大会が行われ、第6回大会は2001年に秋田で開催。今大会で11回を数える。もともとは五輪競技として認定されていなかったテコンドーの普及、プロモーションのため1980年、韓国ソウルでIWGAが結成されるに至り、12のスポーツからスタート。

IWGA加盟には条件がある。夏季および冬季オリンピック国際競技連盟連合、IOC承認国際競技連盟連合のいずかに加盟している国際競技団体もしくは2015年までにIWGAに加盟していた競技団体のうち、オリンピックに採用されていない競技団体であること。IWGA定款・規則を遵守し、世界アンチ・ドーピング規定を採用し、効果的に施行、順守している国際競技団体。また統括している種目がIWGA加盟競技団体と衝突を起こさない国際競技団体。その上で、IWGA理事会・総会にて加盟承認がなされている団体となる。

2022年6月29日現在、会長はスペインのホセ・ペルナス・ロペス、副会長にはスイスのマックス・ビショップが就いている。

今回、バーミングハムで開催される種目は、エアスポーツ(ドローンレース)、体操(五輪から除外されている6種目)、パワーリフティング、フィールド・アーチェリー、ビーチ・ハンドボール、ラケットボール、ビリヤード、柔術、ローラースポーツ、プールスポーツ、空手、ソフトボール、ボウリング、キックボクシング、スポーツクライミング、カヌー(ポロ、マラソン)、コーフボール、スカッシュ、ダンス、ラクロス、相撲、フィストボール、ライフセービング、綱引き、フロアボール、ムエタイ、フィンスイミング、フライングディスク、オリエンテーリング、水上スキー・ウェイクボードの30に及ぶ正式種目に加え、ラクロス、車いすラグビー、アメリカンフットボール、デュアスロン、武術の公開競技となる。

過去、新しく五輪に採用された競技・種目は、そのほとんどが、このワールドゲームズから採択されており、「もうひとつの五輪」と称される所以となっている。また過去には五輪競技だったものも含まれる。今大会は、過去最多となる110の国と地域から約3600人のアスリートが集まり、日本からは過去最多となる21競技に142人が参加する。

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文・SPREAD編集部


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