4連勝で50勝一番乗りを決めた首位・東京ヤクルト・スワローズと、3連勝中の4位・横浜DeNAベイスターズが神宮で対戦する。2リーグ分立後の最速優勝マジック点灯もかかる3連戦の中、第1戦での93年生まれ“同学年対決”に注目したい。
◆【今週の決戦】真夏の “伝説の男”直接対決「佐々木朗希対田中将大」を見逃すな
■対戦成績15打数5安打で塩見に分あり
ヤクルト93年生まれの筆頭は、塩見泰隆。
プロ5年目の今季は不動の1番打者として躍動し、ここまで打率.306、11本塁打、34打点、20盗塁。燕打線の核弾頭として機能している。ただし、DeNA戦は今季対戦打率.226と相性が悪く、盗塁数も1とおとなしい。それでも6月は月間打率.385と絶好調で、その勢いを7月に持ち込みたいところだ。
一方、DeNAの93年生まれが、1日に先発予定の今永昇太だ。
プロ7年目の今季はここまで7試合に登板して3勝2敗、防御率3.06。6月7日の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成するも、以降の2試合は、6回6失点、5回5失点で2連敗中。7月最初の試合で本来の姿を取り戻したいところ。ヤクルトを相手には今季初登板となるが、昨季は4戦4敗で防御率6.30と打ち込まれており、今永にとってはリベンジの試合にもなる。
この両者の対決は、2020年が2打数無安打、2021年が13打数5安打と、計15打数5安打の打率.300。
プレーボール直後の対戦、塩見が1球目からフルスイングして試合の流れを掴むのか。それとも今永が意地を見せ、マジック点灯を阻止するのか。「塩見vs.今永」、同学年の真っ向勝負は見応え十分だ。
◆連覇を狙うヤクルトに潜む“死角”とは 控え層の薄さと守備力には不安あり
◆横浜DeNA、投手の出来次第で優勝も 打撃陣は牧秀悟やオースティンなど充実
◆奥川恭伸や宮城大弥に続く“期待の星”は誰だ? 2022年のブレイク投手候補一覧
記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB