日本ハムの中田翔選手が11月13日にインスタグラムを更新して、大阪桐蔭高校の先輩・西岡剛選手との裏話を明かした。
以前から仲がいいことで有名だった中田選手と西岡選手だが、この日、ともに2人は重要な1日を迎えていた。
昨季はFAを意識しすぎて空回りした中田翔
中田選手は13日に札幌市内のホテルで記者会見を開き、今季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使せず、日本ハムと新たに3年契約を結ぶと発表した。
年俸は出来高を含めた総額10億円で大筋合意した。
中田選手は国内FA権を取得した昨季オフも去就が注目されていた。しかし、昨季の中田選手は打率.216、16本塁打、67打点と軒並みプロ入りから最低かそれに近い成績に低迷。
スランプの要因を「WBCで海外選手に合わせたポイントとタイミングにしたのが、変な癖として残ってしまった」と今年4月に出演したテレビ番組で語っている。
(c)Getty Images
一方で、そこから抜け出せず長引いた原因は「FAイヤーだと思って気持ちに焦りがあった」ことと話し、気負いがあったことも認めた。
今年は主将にも指名され再び「チームのために」集中して戦った中田選手は、打率.265、25本塁打、106打点で4番の役割を果たし、チームもクライマックスシリーズ(CS)に進出した。
スランプを脱したことで再びFAの話題が持ち上がった中田選手だが、日本ハム残留を決めインスタグラムでファンに挨拶し、ファンからも喜びのコメントが寄せられた。
「ファンの皆さんには感謝してます!苦しい時背中を押してくれたのはファンの皆さんでした!!こんな頼りにならない4番ですが皆さんの為に全力を尽くしたいと思います!よろしくお願いします!!」
- 日ハムには、中田翔が必要です。また札幌ドームに試合見に行くの楽しみです
- ファイターズの4番はあなたです!
- 翔さんにはファイターズが1番似合ってます。残留本当に嬉しいです
先輩・西岡剛のトライし続ける姿が刺激に
中田選手と日本ハムが複数年契約で大筋合意したのと同じ日に、プロ野球は12球団合同トライアウトが行われていた。
戦力外通告を受けた選手たちが一箇所に集まり、また来年もプロ野球選手であり続けるため、スカウトの前で自分のプレーを見せる。
そこでは知名度もタイトル獲得歴も関係なく、現時点でのプレーだけが評価される。
今年の合同トライアウトには、阪神タイガースを戦力外になった西岡選手も参加し、プロ野球生き残りを懸けて打席に立った。
その模様をテレビで見ていた中田選手は、先輩の姿に「剛さんがトライアウトを受ける事にまず驚いたんですがトライし続ける人生見習わなければなりません!!」と刺激をもらっていた。
「剛さんに頑張って下さいとラインしたらお前はトライアウト受けなアカンようになるなよ!今のうちから全力を尽くしなさい!とそれだけが返ってきました!!ホンマに最高な男の中の男だと思います!!」
プロ野球選手の光と影が交錯した1日を経て、それぞれの2019年がどうなるか注目していきたい。
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