【MLB】トラウトの不振深刻 エンゼルス打線復活のカギは大谷翔平が見せた流し打ちにあり  ウオルシュが指摘

不振にあえぐマイク・トラウトもこの表情(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は3日(日本時間4日)、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「3番・DH」で先発出場。4打数1安打1打点、2三振に終わり、打率は.262になった。チームは2-2で迎えた9回裏、2死一塁からジェレミー・ペーニャに2ランを浴びてサヨナラ負け。3連敗を喫し、借金は今季ワースト「7」になった。

■大谷翔平、技あり適時打もサヨナラ負け エ軍ワースト20三振で3連敗、借金最多7

■大谷27歳のラストゲーム、白星で飾れず

大谷は5日に28歳の誕生日を迎えるため、この日が27歳のラストゲーム。初回の第1打席は右飛に倒れたものの、3回1死一、二塁の第2打席はシフトの逆をつく左前適時打を放ち、今季51打点目を挙げた。この技ありの一打について、『The Athletic』のサム・ブラム記者は「ショウヘイ・オオタニがシフトを破り、(二走の)モンテ・ハリソンが本塁へ」とつづった。また、米放送局『バリー・スポーツ・ウエスト』も「パーフェクト!」と実況し、見事な流し打ちを称えた。

大谷の一振りで2-0とリードしたエンゼルスだったが、良かったのはここまで。3、4打席目の大谷は2打席連続三振に倒れ、チームも出場した12人全員が三振を喫した。最終的には9イニングではMLB史上最多タイ記録となる20三振。さらに、このカード3連戦は3試合で48三振という惨憺たる結果で3連敗となった。エンゼルスは今季ここまでメジャーワーストの783三振を献上しており、不振の一因となっている。

■トラウトの状態に敵軍もショック

特に気になるのは、大谷と二枚看板を形成する主砲マイク・トラウトの状態。アストロズ3連戦での三振数は1戦目3、2戦目4、そしてこの日も2。11打数無安打で9三振と不振に陥っている。米地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』によると、2017、18年にエンゼルスに所属していたアストロズのマーティン・マルドナド捕手は、トラウトが多くの三振を喫していることに驚いており、「トラウトとは1年半一緒にプレーしたが、彼があんなに何度も三振しているのを見たことがない。ショックを受けた」とコメントしたという。

そして、批判にさらされているジェレミー・リード打撃コーチに対しては、ついに記者から「自分の職は安泰だと思うか?」という質問も飛び出した。同コーチは「自分の仕事のことは心配していない」と応じつつ、「我々は苦労してきたが、それは努力が足りないからではない。選手たちは毎日頑張っている。各自がベストの状態になるために何をすべきかを話し合っているところだ」とし、選手たちを擁護した。

4番を務めるケースも多いジャレッド・ウオルシュは「基本に立ち返る必要があると思う。粘ったり、相手にプレッシャーをかけたり…。2ストライクに追い込まれているのに本塁打を狙うとか、そういうことじゃないと思うんだ」と“1発狙い”に警鐘を鳴らし、つなぐ意識の大切さを強調した。チームバッティングに徹し、流し打ちで先制点をもたらした大谷の打撃にこそ、貧打解消のカギがありそうだ。

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文・SPREAD編集部


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