株式会社愛知国際アリーナは7日、2025年夏オープン予定の新しい愛知県体育館建設着工を記念した起工式を名古屋市内の名城公園内予定地にて実施した。
起工式には、大村秀章愛知県知事や体育館の設計を担当した建築家の隈研吾さんなどが出席、工事の着工を祝った。
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新愛知県体育館は、これまで通り大相撲などのスポーツ観戦への最適化を目指しつつ、ライブ・コンサートなどエンターテインメントも広く招致する予定で、楕円形かつ馬蹄型のアリーナとなる。また、NTTグループなどによる5Gを使った最新技術を駆使、デジタルを活用した「スマートアリーナ」と見込まれている。
株式会社NTTドコモの井伊基之代表取締役社長は「この度ここ愛知に『日本を代表し、世界に向けて発信できる』スマートアリーナを創る機会をいただき、大変感謝申し上げます。愛知県の皆さまのご理解とご支援、ならびにパートナー企業のご協力によって本日の起工式を迎えることができました。私たちNTTドコモは7月1日に営業開始から30周年を迎えました。『あなたと世界を変えていく』のコーポレートスローガンのもとで、ドコモグループの重要な取り組みとして、愛知国際アリーナの成功に向けて全力を尽くしてまいります。愛知国際アリーナが、スポーツとエンターテイメントに新しい体験と感動をもたらす場所となることをめざして、2025年の開業に向けて、ドコモグループの総力を挙げて取り組んでまいります」とコメントを寄せた。
新しい愛知県体育館・愛知国際アリーナは2025年の夏にオープン予定で、大相撲名古屋場所や2026年のアジア競技大会などが開催を目指す。なお、名称はネーミングライツとして販売が予定されており、開業時の名称は変更となる可能性が高い。
【愛知県新体育館(愛知国際アリーナ)概要】 建築面積:26,500㎡ 延床面積:63,000㎡ 最高高さ:41.0m 最大収容人数 固定席:15,000人 最大17,000人(立ち見含む)
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文・SPREAD編集部