【MLB】沈むエンゼルス、トレード市場で起死回生の補強はあるのか ミナシアンGM「100%私の責任」 

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は12日(日本時間13日)、本拠地エンゼルスタジアムでのヒューストン・アストロズ戦に「3番DH」で先発出場。2打数無安打2四球で、12打席連続ノーヒットとなった。試合は5ー6で敗れ、5連敗となった。5回には「2番・中堅」で先発したマイク・トラウトが背中の痛みで途中交代。不調のチームに明るい兆しは見えてこない。

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■トラウトが背中痛で途中交代

アストロズの先発は右腕ルイス・ガルシア。ここまで大谷はガルシアに対して、通算で打率.333、2本塁打、2打点と打ち込んでいた。相性の良さを生かしたい大谷は第1打席、四球を選んで8打席ぶりに出塁を果たした。このまま勢いに乗りたかったが、2打席目は中直、3打席目は見逃し三振に倒れた。救援右腕ラファエル・モンテロと対戦した4打席目は四球で、結局この日は4打数無安打2四球。12打席連続ノーヒットに終わった。

チームは4点ビハインドの7回、一気に4点を奪って追いついたが、同点の9回に守護神ライセル・イグレシアスが勝ち越しを許して、力尽きた。5連敗で借金は今季最多の12。さらに主砲トラウトが背中の痛みにより、5回の守備から途中交代するという緊急事態も発生した。

苦戦が続くチームについて、ペリー・ミナシアンGMは試合前、「100%、私の責任。ロースターを管理しているのは私で、コーチ陣は私が与えた戦力でしか戦えない。そのことは、よく承知している。我々の選手層は厚いとは言えないし、良いものではない」と話しつつも、現地8月2日に期限を迎えるトレード市場での選手獲得については、直接の言及を避けた。

■投手優先の補強策が裏目

しかし、上向く気配がないチーム状況を鑑みれば、何か手を打つ必要はある。米地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は先日、「ミナシアンGMはオフシーズンに投手獲得を優先したが、不調の攻撃陣が投手陣に重圧を与えている」と記し、投手(特にブルペン)偏重だった補強策に疑問を投げかけた。その上で「GMも打者がもっと必要だと認めている」と伝え、トレード市場で打線のテコ入れに踏み出す可能性を指摘した。

打線は大谷、トラウトと今季ブレイクしたテイラー・ウォード頼み。厚みを増したはずの投手陣も相変わらず脆弱のまま。巻き返し策の一環として大谷をトレードに出し、見返りに他チームの主力や若手有望株を手に入れるというプランも浮上しているというが、果たしてミナシアンGMはどんな補強を考えているのか。何もしなければ、やがてGMの解任論に発展することも必至だ。

試合後の会見に臨んだフィル・ネビン監督代行は、途中交代したトラウトの状態について「負傷者リスト入りを回避できると楽観視している」と話し、軽症を強調。ひとまず最悪の事態は免れたが、地区首位のアストロズとは20ゲーム差。明日13日(日本時間14日)、このところ「連敗ストッパー」となっている大谷にすべてを託すしかないのが現状だ。

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文・SPREAD編集部


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