ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は14日(日本時間15日)、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番DH」でスタメン出場。大谷は3回の第2打席に左前安打で出塁すると、押し出し四球で帰還し、チーム初得点を記録。続く4回の第3打席では、相手先発のフランバー・バルデスのパスボールで3塁のスタッシーが帰還して、2−2で試合を振り出しに戻した。大谷は3打数1安打1得点2四球の成績だった。
試合はその後、両チーム共に得点が出ずに延長戦に突入するもアストロズが3−2で勝利。先発レイド・デトマーズの好投も虚しく、エンゼルスは同カードを負け越した。
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■8打数で5出塁。高出塁率に現地記者も称賛
大谷は4回の第3打席に四球で2打席連続出塁を果たすと、AP通信のグレッグ・ビチャム記者はツイッターで「オオタニは直近の8打席で5度の出塁(4四球を含む)を記録した」と紹介。大谷は12日(同13日)に2出塁、13日(同14日)は3出塁、そして、今日は3度も出塁している。前日の好投にとどまらず、打席でもチームに貢献し続ける大谷を称賛した。
「大谷、HRダービーの出場は辞退も、オールスター戦での先発の可能性も。」
今日の試合開始の約30分前、現地メディアは、大谷がオールスター戦の前夜祭として行われるHRダービー(18日、日本時間19日)に参戦しないことを一斉に報じた。
エンゼルス地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者は速報記事で「オオタニは2年連続でHRダービーに招待されたが断った」と伝えると同時に、「まだ先発する可能性はある」と指摘した。
大谷はDHでスタメンに選出されているが、投手としても選ばれており、今年はどのタイミングで投げるかが注目されている。
同記事では、今年のオールスター戦でア・リーグの指揮官を務めるアストロズのダスティ・ベイカー監督の「おそらく(オオタニが先発になる)」という談話を紹介。また、同監督が13日の大谷の投球をべた褒めしていたことや、「彼(大谷)は、ただのオールスターではない、彼はメガスターだ」とも語ったと伝えており、2年連続で先発投手を務める可能性は大いにありそうだ。
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文・澤 良憲(Yoshi Sawa)