チーム三菱ラリーアートが競技車トライトンの耐久テストを実施 11月開催のアジアクロスカントリーラリー2022に向け

アジアクロスカントリーラリーに向けテストを行ったトライトン  写真提供:三菱自動車

三菱自動車工業株式会社は15日、同社が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」が6月27日、28日の2日間、タイ国内のオフロードコースで、アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2022年大会に出場予定の競技車トライトンの耐久テストを実施したと発表した。本番のラリーに向け、仕上がりは順調とのこと。

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チーム三菱ラリーアートは本番を想定した高負荷の耐久テストを実施し、主に車体とエンジンの信頼性・耐久性を確認した。荒れたハイスピードの砂利道と道幅が狭く曲がりくねった林間コースを組み合わせた1周約10キロのコースでより本番に近いコース設定とし、ラリー車の性能確認を行ったという。

チームの総監督である増岡浩は「トライトンは実績のある堅牢なシャシーフレーム構造でありながら優れたハンドリング性能を持ち合わせており、市販車の素性を生かした必要最低限の軽量化を施し本戦に投入します。終始期待通りのパフォーマンスを発揮、2日間のテスト走行で800キロ以上を走破し本番に向けて確かな手応えを感じています」とコメントを寄せた。

AXCRは東南アジア特有の大自然の中、約1週間、総走行距離2,000km前後で競われる過酷なクロスカントリーラリー。例年8月に開催されてたが、新型コロナウイルスの影響により2020年と21年は中止となりました。22年は11月21日(月)から26日(土)開催に延期され、タイ東北部のブリラムからカンボジア北西部の世界遺産であるアンコールワットを舞台とし実施される。

■トライトン競技車 概要

トライトン競技車は、国際自動車連盟(FIA)のGroup T1カテゴリー(改造クロスカントリー車両)に合致させたラリーカー。タイ仕様のダブルキャブをベースとし、ボンネット、前後ドア、内装部品などを軽量化するとともに、ロールケージやアンダーガードを装着するなどボディの要所を補強。ラリー専用のサスペンションを装着して優れたハンドリング性能を実現するとともに、前後LSDの採用や大径オフロードタイヤ・軽量アルミホイールの装着も相まって、悪路走破性を大幅に向上させている。

搭載する2.4Lディーゼルターボエンジンは、フリクションロスの低減と軽量化を中心としたチューニングにより、主にラリーで使用頻度の高い中速域での応答性を向上。なお、AXCRのステージには川を渡る場面もあるため、各部のシーリングの強化やシュノーケル(吸気ダクト)の装着など、水回りの対策も施している。

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文・SPREAD編集部


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