【中京記念/追い切り診断】重賞馬に疑惑の「B」評価 「疲れが抜け切っていない」

■ミスニューヨーク

【中間調整】前走のヴィクトリアマイルは10着。GIの相手関係や不得手なワンターンコースでのレースだったことを考えれば0秒7差に踏みとどまったのは評価していいだろう。その後は休養に入り、早い段階で昨年夏に連続好走した小倉芝1800mの中京記念を目指すことが決定。6月30日に栗東へ戻っている。3日に坂路14-14で体をほぐしたのが初時計。6日には坂路ラスト2F13秒1-12秒5(馬なり)と、緩みのないところをアピールした。1週前追いとなる13日のCW追いには本番で騎乗するM.デムーロ騎手が騎乗し、3歳未勝利2頭を追走。直線では外を通り、貫禄の違いを見せるように2頭をパスしてみせた。全体時計も5F63秒8(馬なり)と稽古駆けする馬なのを考えても破格の数字。

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【最終追い切り】先週の速い時計でほぼ仕上げは完了。今週はバランスを確認する程度だった。脚捌き自体は軽快で気迫もまずまず。ただし、終始モタれ気味だったのは気になるところ。

【見解】1週前にCWで速い時計を出し、直線の坂路は軽めにといういつも通りの調整過程。ヴィクトリアマイル時の1週前はズブかったが、今回の1週前は馬なりで走れているあたり季節的に体がより柔軟に使えるようになっているのだろう。しかし直前坂路追いのモタれ方はいままでになかったレベル。GIで走った後で、肉体的というより精神面での疲れがまだ抜け切っていないのかも。体調は常に安定しているのが長所の馬だが、今回はちょっと疑っておきたいところだ。

総合評価「B」

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西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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