【中京記念/騎手データ】栗東の大ベテランに一発の可能性 軸にすべきは条件合致で“連対率75%”の名手

24日は小倉競馬場でサマーマイルシリーズの第2戦目となる中京記念(GIII、芝1800m)が行われます。

中京記念は2012年に距離がマイルへと短縮されました。以降はサマーマイルシリーズに指定されていますが、京都競馬場の大規模改修工事に伴う開催日割り変更のため、今年も小倉芝1800mで行われます。

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そのため重賞過去データは参考程度に留めた方がいいでしょう。今回は2000年以降の小倉芝1800m戦(OP以上)の成績を基に気になる騎手データを見ていきます。主な集計対象レースは小倉日経オープン、小倉大賞典、1800m時代の北九州記念です。

■軸は佐賀県出身の川田将雅騎手で決まり

今年の中京記念に騎乗する騎手の中で2000年以降小倉芝1800m戦(OP以上)で騎乗経験があるのは14名。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2000年以降]小倉芝1800m戦(OP以上)の騎手別成績

騎乗数にバラつきは見られますが、表から一目瞭然なようにこの条件を得意としている騎手が多いですね。

まず過去10鞍以上の騎乗がある騎手から見ていくと、人気に比べると若干成績の落ち込みは見られますが、連対率50%と驚異的な成績を残せている川田将雅騎手に目が行きます。2006年小倉大賞典のメジロマイヤー(11人気1着)、14年小倉大賞典のラストインパクト(1人気1着)、21年中京記念のアンドラステ(1人気1着)など小倉芝1800mで行われた重賞で実に5勝をマーク。

【川田将雅騎手】×【小倉芝1800m重賞】は【5-1-0-2】勝率62.5%、連対率75.0%ですから逆らってはいけません。同騎手は前日1番人気のファルコニア(牡5、栗東・高野友和厩舎)に騎乗予定。堅軸と考えられ、データ上は連覇に十分期待が持てます。

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■一発なら小牧太騎手、福永祐一騎手も安定

続いて高い連対率を記録する小牧太騎手、福永祐一騎手についても見ていきましょう。

小牧太騎手は人気薄での好走が数多く見られ、2004年北九州記念のダイタクバートラム(6人気1着)、07年小倉大賞典のアサカディフィート(10人気1着)、19年小倉大賞典のサイモンラムセス(14人気3着)のように穴メーカーぶりを発揮してきました。

注目は高齢馬に跨った際の上手さで【小牧太騎手】×【小倉芝1800m重賞】×【7歳から9歳】の組み合わせは【1-1-1-0】の連対率66.7%、複勝率100%。同騎手は前日16番人気のレインボーフラッグ(牡9、栗東・小崎憲厩舎)に跨ります。人気や近走成績からは厳しそうですが、特大の穴となるのか注目です。

そしてこの条件で安定した成績を残せているのが福永祐一騎手です。データを細かく見ていくと、乗り替わり時よりも継続騎乗時の成績が優秀で、集計期間【1-1-0-0】の連対率100%を記録。2001年北九州記念のエイシンプレストン(2人気1着)、08年小倉大賞典のマルカシェンク(1人気2着)と2頭とも人気馬ですが、このパターンに該当するなら勝負騎乗かもしれませんね。

奇しくも今年騎乗を予定する前日3番人気のシャーレイポピー(牝4、栗東・石坂公一厩舎)は熱い「継続騎乗」に該当。人気以上の好走が見られるのでしょうか。

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■横山典弘騎手、M.デムーロ騎手は勝負遠征か

最後に騎乗数は限られるものの、少ない中で結果を残せている横山典弘騎手、M.デムーロ騎手について見ていきましょう。

横山典弘騎手は2009年小倉大賞典のサンライズマックス(7人気1着)、2021年中京記念のクラヴェル(5人気3着)と馬券内率が100%です。昨年は12年ぶりの小倉参戦でしたが、今年も前日6番人気のカイザーミノル(牡6、栗東・北出成人厩舎)で参戦が決定。勝負の遠征と考えられるだけに今年も馬券絡みが期待できますね。

M.デムーロ騎手は2001年小倉大賞典のミスズシャルダン(2人気)を1着に導きました。昨年の横山典弘騎手ほどではありませんが、小倉参戦は2018年以来4年ぶりです。こちらも勝負の遠征と考えられますね。

同騎手は前日2人気のミスニューヨーク(牝5、栗東・杉山晴紀厩舎)に騎乗予定。同馬は昨年の中京記念で僅差の4着でしたが、M.デムーロ騎手とのコンビなら昨年以上の好走が見られそうですね。

以上、中京記念の気になる騎手データでした。好走が期待できる騎手が複数見つかりますが、データ上文句なしの川田将雅騎手をデータ注目騎手として推奨します。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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