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【アイビスSD/危険な人気馬】実績上位の人気馬は“消し”評価 「上積みは見込みづらい」

【アイビスSD/危険な人気馬】実績上位の人気馬は“消し”評価 「上積みは見込みづらい」

31日、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ(GIII、芝1000m)が行われる。2019年の覇者ライオンボスを筆頭に、前哨戦の韋駄天Sを快勝したマリアズハートや、駿風Sを制したトキメキ、ディフェンディングチャンピオンのオールアットワンスも参戦する。

1番人気は勝率70.0%、複勝率90.0%。ともに非常に信頼できる数字だ。昨年も1番人気のオールアットワンスが勝利し9年連続連対を果たしている。一方で過去10年でフタ桁人気の馬が馬券に絡んだのは1度のみだが、その1度が昨年に14番人気ながら3着に好走したバカラクイーン。1枠で余計に人気が落ちていたのかもしれないが、未勝利戦ながら千直で勝利経験があった。人気傾向が変わってきている可能性もあり、今年もコース適性のある穴馬に注意が必要だろう。

◆【アイビスサマーダッシュ2022予想/穴馬アナライズVol.3】想定オッズ“20倍”以上の刺客 「乗り替わり」がプラスに働く

【アイビスSD/穴ライズ】想定オッズ“20倍”以上の刺客 「乗り替わり」がプラスに働く

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今回、アイビスサマーダッシュの「危険な人気馬」として取り上げるのは、2019年の覇者ライオンボスだ。

■千直の適性は上位

ライオンボスは、2019年の覇者で去年、一昨年の2着馬。このコースは9戦して4勝2着3回と非常に得意にしており、まさに“千直の王”と言える成績を残している。近走は不調だが、前走の春雷Sでは13番人気ながら5着と掲示板は確保。抜群のスタートから2番手を追走し、最後まで渋太い粘りを見せた内容は復調気配を感じさせた。今年も好走に期待したくなるのも当然だろう。

しかし、今回不安材料が2点ある。それは、「馬体重」と「前走で1000m以外のOP(L含む)を走ったこと」だ。

まずは「馬体重」について述べる。馬体重別成績を見てみると、

・馬体重
└439キロ以下【0-1-0-9】
 勝率0.0%、複勝率10.0%
└440-459キロ【1-0-0-16】
 勝率5.9%、複勝率5.9%
└460-479キロ【2-3-5-31】
 勝率4.9%、複勝率24.4%
└480-499キロ【4-3-5-42】
 勝率7.4%、複勝率22.2%
└500-519キロ【1-1-0-25】
 勝率3.7%、複勝率7.4%
└520キロ以上【2-2-0-7】
 勝率18.2%、複勝率36.4%

短距離レースだけあり、やはり大きな馬体の馬ほど好成績を残している。特に520キロ以上のゾーンが最高勝率をマーク。なかでも2012年に7番人気で勝利したパドトロワのように当日マイナス体重か増減なしの馬が【2-1-0-4】。逆に馬体を増やした馬は4頭いたが2着が最高で、当日の増減に注目すべきレースでもある。

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ライオンボスは昨年で544キロ、一昨年で538キロ、3年前は538キロでの出走となっており、好走率も高いわけだが、本馬は今年7歳になるベテラン。上積みは見込みづらくルミエールオータムDのように、行き脚が付かない可能性も高いわけだ。

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つぎに「前走で1000m以外のOP(L含む)を走ったこと」について説明したい。前走クラス別成績を見てみると、

・前走クラス別成績
└条件戦/【0-1-5-29】
 勝率0.0%、複勝率17.1%
└OP特別/【4-7-2-62】
 勝率5.3%、複勝率17.3%
└GIII/【6-2-2-34】
 勝率13.6%、複勝率22.7%
└GII/【0-0-0-2】
 勝率0.0%、複勝率0.0%
└GI/【0-0-0-2】
 勝率0.0%、複勝率0.0%
└海外/【0-0-1-0】
 勝率0.0%、複勝率100.0%

このように、主力となるのはGIII組。最多の6勝を挙げており、なかでもCBC賞組が【4-1-0-14】、勝率21.1%と相性がよい。しかし、ただ黙ってCBC賞組を買えばいいというわけではなく、CBC賞出走時に10番人気以下だった馬は9頭すべて馬券外に飛んでおり注意が必要だ。

前走GIII組に次ぐ成績を残しているのが前走OP特別組。特に同距離からのローテーションである韋駄天S組が【3-5-1-23】、単勝回収率151%と期待値が高いのだ。

ライオンボスは韋駄天Sを使わずに、春雷Sを選択。一昨年は春雷S→韋駄天Sというローテーションだったが、今年は間隔を空けての出走ということもあり、馬体を絞り切れず出走してくる可能性もあるのだ。実績上位のライオンボスを支持したくなるのも当然だが、昨年とは異なるローテーションを踏まえると全幅の信頼は置いてはいけないのではないか。

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以上の不安点から、ここは馬券的な妙味も考え、人気一角のライオンボスを「消し」とする。今年のメンバー構成と道中のペースをイメージすれば、展開不問で自在な脚質を持っているジュニパーベリーを中心に、ヴェントヴォーチェオールアットワンスキタイクリスティら、ある程度のポジションから競馬ができ、ハイペースでも瞬時に反応ができる馬を上位に評価したい。

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文●西舘洸希(SPREAD編集部)

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