ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は4日(日本時間5日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのオークランド・アスレチックス戦に「2番DH」で先発出場。1回の第1打席に今季23号先制弾を放った。
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■前日の影響を感じさせない本塁打
前日の登板では6回途中3失点で7敗目を喫し、ベーブ・ルースに並ぶ104年ぶりの「2桁勝利2桁本塁打」は三度、お預けとなった大谷は、7回の第4打席に腕に軽い痙攣があったとして急遽交代した。だがこの日は、その影響を感じさせない活躍を見せる。
大谷は初回1死走者なしの場面で、相手先発ポール・ブラックバーンの3球目速球を捉えると、打球は左中間スタンドへ飛び込んだ。7月30日(同31日)以来となる今季23号は、飛距離403フィート(約123メートル)、打球速度105.7マイル(約170キロ)、打球角度26度だった。
エンゼル・スタジアムの左中間スタンドには、アメリカのみで販売されているトヨタ・ピックアップ・トラックのフラッグシップ「ツンドラ」が置かれており、そこに飛び込み大飛球には、トヨタ関係者も大喜びだろう。こうしたジャパン・マネー効果も、エンゼルスが大谷を手放さない理由のひとつだ。その左中間フェンスには「390フィート(約119メートル)」の文字が表示されており、逆方向ここへの打球は大谷のパワーを象徴している。
大谷はさらに第3打席でもブラックバーンからセンターにヒットを放つ。7月31日(同8月1日)のテキサス・レンジャーズ戦以来のマルチ安打となった。
なお、試合は6回裏を終わって8-5でアスレチックスがリードしている。
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文●SPREAD編集部