■レパードSでは福永祐一騎手、幸英明騎手が軸候補
続いてレパードSのデータを見ていきましょう。
今年のレパードSに騎乗する騎手の中で過去騎乗経験があるのは12名。各騎手の騎手データは次の通りです。
先に述べた通りですが、こちらも過去顕著な成績を残せている騎手が不在で、連対経験があるのは僅か4名に留まります。その4騎手の中から見ていくと、騎乗数は限られるものの少ない中で結果を残せているのが福永祐一騎手と幸英明騎手ですね。
福永祐一騎手は2018年のレパードSで10番人気ヒラボクラターシュを2着に導いています。そして幸英明騎手は2012年のレパードSでは2番人気ホッコータルマエで優勝。2013年のレパードSでは2番人気ケイアイレオーネで3着の実績があります。
両騎手とも対象を新潟ダート1800m戦に広げるとそうでもないのですが、福永祐一騎手は2012年以降の新潟ダート1800m戦かつOP以上のレースでは【2-1-1-2】連対率50%とクラスによって好走度合いがガラッと高まる傾向が見つかりました。
なお、今年のレパードSでは福永祐一騎手は前日1番人気のホウオウルーレット(牡、美浦・栗田徹厩舎)、幸英明騎手が6戦全て馬券圏内を確保している前日5番人気のトウセツ(牡、栗東・杉山佳明厩舎)に騎乗予定です。トウセツは伏兵級の人気で落ち着きそうですから押さえて損はなさそうですね。
以上、エルムSとレパードSの気になる騎手データでした。データ注目騎手としてエルムSは横山和生騎手、レパードSは福永祐一騎手をそれぞれ推奨いたします。
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著者プロフィール
伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。