【キーンランドC/騎手データ】妙味満載の3騎手に注目も 軸は重賞7連続馬券圏内の好調騎手

28日は札幌競馬場でサマースプリントシリーズの第5戦目・キーンランドC(GIII、芝1200m)が行われます。

キーンランドCは2006年に重賞へと昇格したレースで、創設以来牝馬の活躍が目立ちますね。今回は2013年の函館開催を除く2006年以降の過去データを集計対象として気になる騎手データを見ていきます。

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■軸は高連対率を誇る川田将雅騎手で決まり

今年のキーンランドCに騎乗する騎手の中で2006年以降のレース(2013年の函館開催を除く)で騎乗経験があるのは12名。各騎手のデータは次の通りです。

[2006年以降]キーンランドCの騎手別成績(2013年の函館開催を除く)

本重賞は好走経験のある騎手がかなり分散。また、騎手ごとの騎乗数がそもそも少なく、それゆえ極端なデータが算出されています。とはいえ、連対経験のありなしが結果に大きく影響するのはこれまでの重賞騎手データ分析から痛感していますので、連対経験がある4騎手を中心に見ていきましょう。

まず真っ先に取り上げるのが、連対率66.7%を誇る川田将雅騎手です。同騎手は6月のマーメイドSから先週の北九州記念まで重賞7戦連続で3着以内を確保と好調。

本重賞でも2017年のソルヴェイグ(2人気2着)、19年のダノンスマッシュ(1人気1着)と騎乗機会連続連対中ですね。なお、同騎手は前日2番人気のトウシンマカオ(牡3、美浦・高柳瑞樹厩舎)に騎乗予定。

3番人気以下でどうかは未知数ですが、最近は騎乗馬を厳選している傾向がありますので、WASJに出場する「ついで」ではないように感じます。もし当日2番人気以内に推されるようなら堅軸として考えて良さそうですね。

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■江田照男騎手、C.ルメール騎手、横山和生騎手も買い

ここからは過去連対経験があるほか3騎手について見ていきましょう。

江田照男騎手は2010年のジェイケイセラヴィ(6人気2着)、C.ルメール騎手は17年のエポワス(12人気1着)、19年のタワーオブロンドン(2人気2着)、横山和生騎手は21年のエイティーンガール(7人気2着)と限られる騎乗数の中で結果を残してきました。騎乗数の少なさ故過信は禁物ですが、3騎手とも着順と人気のバランスに優れ、今年も人気以上の着順がありそうです。

なお、江田照男騎手は前日7番人気のオパールシャルム(牝5、美浦・武藤善則厩舎)、C.ルメール騎手は前日8番人気のヴェントヴォーチェ(牡5、栗東・牧浦充徳厩舎)、横山和生騎手は前日4番人気のジュビリーヘッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)にそれぞれ騎乗予定。

3頭3騎手とも妙味満載ですから、押さえて損はないと判断します。

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■武豊騎手は割り引きが必要

一方、背負う人気を考えると結果が伴っていないのが武豊騎手。2020年のダイアトニック(1人気15着)、21年のメイケイエール(1人気7着)と2年連続で人気馬で大きく敗れたのは気になりますね。

ほか過去のデータを検証しても買い要素は残念ながら見つかりません。今年は前日5番人気のエイティーンガール(牝6、栗東・飯田祐史厩舎)とコンビを組みますが、バッサリと切ってしまうのが正解と考えます。

以上、キーンランドCの気になる騎手データでした。データ注目騎手は夏重賞で好調が続く川田将雅騎手です。8戦連続で馬券になる可能性が十分にあると見ていますので、結果に注目してみてください。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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